【2026年】金利上昇で「増配ラッシュ」到来!?累進配当が魅力の保険株6銘柄を徹底比較

【2026年】金利上昇で「増配ラッシュ」到来!?累進配当が魅力の保険株6銘柄を徹底比較 指数・業種分析

金利上昇局面で恩恵を受けやすいセクターとして、投資家から熱い視線を集めている「保険株」。

安定した収益基盤と積極的な株主還元姿勢を持つ企業が多く、長期保有目的の高配当株投資において外せないテーマです。

今回は利回りの高さや増配意欲に注目し、今チェックしておくべき保険セクターの銘柄を厳選してご紹介します。

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この記事でわかること

  • 保険セクターが注目される理由と高配当の背景

  • 利回り4%超えを含む、主要な保険株6銘柄の比較一覧

  • 各銘柄の強みや配当方針、財務健全性の詳細分析

  • 「累進配当」や「政策保有株売却益の還元」など、注目の株主還元ルール

物価高・金利上昇の影響

保険株へ投資する上で避けて通れないのが、昨今の「物価高」と「金利上昇」の影響です。

同じ保険セクターでも、業態によってメリット・デメリットの現れ方が異なります。

生命保険:金利上昇が追い風

生命保険会社にとって、金利上昇は最大のプラス要因です。

顧客から預かった保険料の多くを国債などの債券で運用しているため、金利が上がれば運用利回りが改善し、利益が拡大しやすい構造にあります。

一方で物価高の影響は比較的限定的ですが、インフレ局面では固定金利の保険商品の魅力が相対的に下がるため、商品設計の見直しなどが求められます。

損害保険:インフレは一時的な逆風

損害保険会社も資産運用を行うため、金利上昇はプラスに働きます。

しかし物価高(インフレ)は、自動車の修理費や住宅の修繕費の高騰に直結するため、保険金支払額が増加するマイナス要因となります。

これに対応するため保険料の値上げが進められており、長期的には収支が改善しますが、短期的には収益圧迫の要因になり得ます。

なぜ保険会社の自己資本比率は低いのか?

記事内のデータを見て「自己資本比率が数%しかないけど大丈夫?」と不安に感じるかもしれません。

しかしこれは保険業界特有の会計ルールによるものであり、必ずしも経営危機を意味するわけではありません。

  • 理由: 保険会社は将来の保険金支払いに備えて積み立てるお金(責任準備金)を「負債」として計上する必要があります。莫大な資産を持っていても、会計上は負債が大きく見えるため、計算上自己資本比率は極端に低くなります。

  • 見方: 本記事では比較のために自己資本比率を掲載していますが、業界の特性上他業種と比べて数値が低くなる傾向があります。**「低くて当たり前」**という前提でご覧ください。

本記事で紹介する銘柄一覧

コード 銘柄名 業種
詳細
配当
利回り
予想
PER
実績
PBR
過去10年
増配回数
8750 第一生命ホールディングス 生保 3.73%🌤️ 12.50倍🌤️ 1.29倍🌤️ 9回☀️
8795 T&Dホールディングス 生保 3.25%🌤️ 16.30倍☁️ 1.24倍🌤️ 10回☀️
7181 かんぽ生命保険 生保 2.46%☁️ 11.80倍🌤️ 0.49倍☀️ 9回☀️
8725 MS&AD 損保 4.02%☀️ 9.80倍☀️ 1.32倍🌤️ 10回☀️
8766 東京海上ホールディングス 損保 3.54%🌤️ 12.50倍🌤️ 2.26倍🌧️ 9回☀️
8630 SOMPOホールディングス 損保 2.66%☁️ 9.60倍☀️ 1.08倍🌤️ 10回☀️

※各数値データは2026年1月10日終値ベースのものです。

※過去10年増配回数は、直近10期(予定含む)における増配回数を算出。


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個別銘柄分析

生命保険

長期の保障契約を基盤とし、金利上昇による運用利回りの改善が業績にポジティブな影響を与えやすいセクターです。

① 8750 第一生命ホールディングス

国内生命保険の大手であり、第一フロンティア生命などを通じた貯蓄性商品や海外事業も展開しています。

  • 株価指標: PER 12.5倍🌤️/ PBR 1.29倍🌤️

  • 財務指標: 自己資本比率 5.0%☁️/ROE 11.69%☀️

  • 配当情報: 利回り 3.73%🌤️/配当性向 29.5%🌤️

  • 増配実績: 過去10年間の増配回数 9回☀️

  • 株主優待: ヘルスケアアプリ利用権、福利厚生サービス会員権(400株以上)

  • 株主還元方針: グループ修正利益(過去3年平均)に対する配当性向45%以上を目安とし、原則として減配を行わない方針です。総還元性向50%程度を目標に、機動的な自己株式取得も実施します。

8750 第一生命ホールディングスの配当金推移と増配実績

銘柄の懸念点・リスク
金利の急上昇局面では、一時的な解約増加(より利回りの高い商品への乗り換え)が発生するリスクがあります。また保有債券の価格下落による含み損の拡大や、国内人口減少による市場縮小も長期的な課題です。

2026年3月期の配当予想が51円と大幅アップ!配当性向の基準を30%から45%に引き上げたのが大きいね。利回りは3.7%台と十分だし、400株以上保有すれば「QOLism」や「ベネフィット・ステーション」といった優待がもらえるのも独自の魅力だよ。


② 8795 T&Dホールディングス

太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命を中核とし、中小企業市場や主婦・一般家庭などニッチな市場に特化した独自戦略を持つ生保グループです。

  • 株価指標: PER 16.3倍☁️/ PBR 1.24倍🌤️

  • 財務指標: 自己資本比率 7.8%☁️/ROE 9.35%🌤️

  • 配当情報: 利回り 3.25%🌤️/配当性向 33.1%☀️

  • 増配実績: 過去10年間の増配回数 10回☀️

  • 株主優待: なし

  • 株主還元方針: 安定的・持続的な還元を基本方針とし、5年平均のグループ修正利益に対して60%程度の現金配当を実施する方針です。資本水準(ESR)などの状況を踏まえた追加還元も検討します。

8795 T&Dホールディングスの配当金推移と増配実績

銘柄の懸念点・リスク
主力とする中小企業市場において、廃業等の増加により顧客基盤が縮小するリスクがあります。また変額保険や外貨建保険などの商品は、金利や為替の変動が販売動向や収益に大きく影響を与える可能性があります。

なんといっても2026年3月期の配当予想がすごいね!前期比で55%増の124円を予想していて、株主還元への強烈な意欲を感じるよ。配当性向も30%台とまだ余裕があるから、今後の安定的な成長にも期待したいところだね。


③ 7181 かんぽ生命保険

日本郵政グループの中核企業であり、全国の郵便局ネットワークを活用した強固な顧客基盤を持つ生命保険会社です。

  • 株価指標: PER 11.8倍🌤️/ PBR 0.49倍☀️

  • 財務指標: 自己資本比率 5.4%☁️/ROE 3.72%🌧️

  • 配当情報: 利回り 2.46%☁️/配当性向 32.2%☀️

  • 増配実績: 過去10年間の増配回数 9回☀️

  • 株主優待: なし

  • 株主還元方針: 1株当たり配当金の安定的な増加を目指し、原則として減配を行わない方針を掲げています。総還元性向は中期平均で40~50%程度を目標としています。

7181 かんぽ生命保険の配当金推移と増配実績

銘柄の懸念点・リスク
過去の不適正募集問題の影響で新契約獲得能力が低下しており、市場シェアが減少傾向にあります。また販売チャネルを日本郵便に依存している構造的なリスクや、人口減少による国内市場の縮小も懸念材料です。

PBRが0.49倍と、解散価値の半分以下で放置されている「超・割安」状態だよ。利回りは2.4%台と低めだけど、増配傾向を維持しているのは見逃せないね。日本郵政グループという巨大なバックボーンと財務基盤の厚さが魅力かな。


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損害保険

自動車保険や火災保険などを扱い、グローバル展開も進む大手グループが中心です。

安定的なキャッシュフローと政策保有株の売却による還元余力が魅力です。

④ 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス

三井住友海上とあいおいニッセイ同和を傘下に持つ国内最大級の損保グループです。

ASEAN地域での事業展開に強みを持ち、世界トップ水準の保険グループを目指しています。

  • 株価指標: PER 9.8倍☀️/ PBR 1.32倍🌤️

  • 財務指標: 自己資本比率 15.2%☁️/ROE 16.34%☀️

  • 配当情報: 利回り 4.02%☀️/配当性向 32.5%☀️

  • 増配実績: 過去10年間の増配回数 10回☀️

  • 株主優待: なし

  • 株主還元方針: グループ修正利益の50%を基本還元の原資とし、利益成長に伴う安定的な増配(累進配当)を目指す方針です。基本還元額から配当総額を差し引いた残額は、原則として自己株式取得に充当します。

8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングスの配当金推移と増配実績

銘柄の懸念点・リスク
台風や地震などの大規模自然災害が発生した場合、保険金支払額が増加し業績を圧迫する可能性があります。また国内の自動車保有台数の減少による自動車保険市場の縮小も長期的な課題です。

利回りは4%超えで、PERも10倍割れと割安感が光っているね!10年以上も増配を続けている実績はさすがの一言。自社株買いにも積極的で、配当と合わせた総還元で株主に応える姿勢が素晴らしいよ。


⑤ 8766 東京海上ホールディングス

国内損害保険のリーディングカンパニーであり、海外事業での利益が全体の約5割を占めるなど、グローバルな事業展開と高い収益力が強みです。

  • 株価指標: PER 12.5倍🌤️/ PBR 2.26倍🌧️

  • 財務指標: 自己資本比率 16.3%☁️/ROE 20.58%☀️

  • 配当情報: 利回り 3.54%🌤️/配当性向 31.7%☀️

  • 増配実績: 過去10年間の増配回数 9回☀️

  • 株主優待: なし

  • 株主還元方針: 原則として減配を行わない「累進配当」を基本方針としています。配当原資は5年平均の修正純利益の50%を目安とし、利益成長に連動した配当拡大を目指します。

8766 東京海上ホールディングスの配当金推移と増配実績

銘柄の懸念点・リスク
台風や地震などの大規模自然災害が発生した場合、多額の保険金支払いが発生し、短期的な業績悪化要因となります。またインフレによる修理費高騰などのコスト増もリスク要因です。

ROEが20%を超えていて、「稼ぐ力」がずば抜けているね!PBRが2倍を超えているのは、投資家からの期待が高い証拠だよ。配当利回りは3.5%台だけど、2026年3月期の予想配当は211円と、ここ数年で急激に伸びている点に注目したいね。


⑥ 8630 SOMPOホールディングス

損害保険事業を中核に、国内トップクラスの規模を誇る「介護・シニア事業」や、海外保険事業(Sompo International)を展開する独自の事業ポートフォリオを持っています。

  • 株価指標: PER 9.6倍☀️/ PBR 1.08倍🌤️

  • 財務指標: 自己資本比率 26.5%☁️/ROE 5.84%☁️

  • 配当情報: 利回り 2.66%☁️/配当性向 52.6%🌤️

  • 増配実績: 過去10年間の増配回数 10回☀️

  • 株主優待: なし

  • 株主還元方針: 修正連結利益の50%を基礎還元(配当・自己株式取得)とし、利益成長に伴う増配(累進配当)を基本方針としています。政策株式売却等で生じた余剰資金による追加還元も機動的に実施します。

8630 SOMPOホールディングスの配当金推移と増配実績

銘柄の懸念点・リスク
大規模な自然災害による保険金支払いの増加リスクに加え、介護事業における深刻な人材不足や人件費高騰が収益性の低下につながる懸念があります。また過去の不祥事を受けたガバナンス改善の進捗も注視が必要です。

PERが9.6倍、PBRが1.08倍と、指標面での割安感は抜群だね!配当利回りは2.66%と他社に見劣りするけど、10期連続で増配している実績は見事。自社株買いを組み合わせた総還元性向で評価したい銘柄だよ。


まとめ

今回の記事では、保険セクターの高配当株6銘柄を比較しました。

配当利回りが4%を超える銘柄から、PBR1倍割れの割安銘柄まで、同じセクターでも特徴は様々です。

詳細な増配履歴やリスク要因については、各社の決算資料や最新ニュースもあわせて確認し、ご自身のリスク許容度に合った銘柄を選定してください。


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