今回ご紹介する初穂商事(7425)は、堅実な財務と安定配当が魅力の老舗企業です。建材商社として長年の信頼を築き、景気変動のなかでも安定した収益基盤を確立しています。この記事では、同社の経営の安定性と株主還元の魅力に注目して紹介します。
【初穂商事のイチ推しポイント】
- 建材・住設分野で安定した事業基盤を確立
- 堅実な財務体質とバランスの取れた経営が強み
- 長期にわたり安定した配当を継続
- 株主還元方針が明確で、将来性にも安心感
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初穂商事の業績・財務
事業内容
初穂商事は、内装建材・エクステリア・住環境関連の3分野を手がける建築資材専門商社です。軽量鋼製下地材や石膏ボードなどの内装材を主力に、カーポートやフェンス、太陽光関連など省エネ商材まで展開。住宅リフォームや外構需要の拡大を取り込み、安定供給力と現場対応力を強みとしています。
財務指標
- 今期売上予測: 365億円(前年比 +4.8%) 🌤️
- 今期営業利益予測: 13.5億円(前年比 +4.8%) 🌤️
- 営業利益率: 3.7% ☁️
- ROE: 10.76% ☀️
- 自己資本比率: 43.3% 🌤️
- 有利子負債比率: 13.4% ☀️
(引用元: マネックス証券 銘柄スカウター)
財務まわりがとても堅実ですね。自己資本がしっかりしていて、借入も少なめ。派手さはないけど、安定感がにじみ出ています。コツコツと利益を積み上げるタイプの企業だと感じます。
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初穂商事の指標分析
各指標は2025年10月21日終値ベースです。
株価指標
- PER(予想): 6.7倍 ☀️
- PBR(実績): 0.69倍 ☀️
- MIX係数: 4.6 ☀️
(引用元: マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
- 配当利回り(予想): 3.70% 🌤️
- 配当性向(実績): 23.0% 🌤️
- 増配回数: 過去10年間で8回 ☀️
- 5年平均増配率: 22.0% ☀️
- 連続増配年数: 8年 ☀️
- 連続非減配年数: 16年以上 ☀️
- 株主優待: なし
株主還元方針:
安定配当を基本に、業績の成長と財務状況に応じて配当性向を段階的に高めていく方針を掲げています。自己資本比率40~50%を目安に、持続的な株主還元と健全な資本構成の両立を重視しています。
安定配当を基本に、業績の成長と財務状況に応じて配当性向を段階的に高めていく方針を掲げています。自己資本比率40~50%を目安に、持続的な株主還元と健全な資本構成の両立を重視しています。
(引用元: マネックス証券 銘柄スカウター)
PER・PBRともに控えめで、全体的に落ち着いた評価ですね。株価に過熱感がなく、配当も無理のない範囲でしっかり維持されています。配当性向を段階的に高めていく方針が示されており、長く安定した株主還元が期待できそうです。
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初穂商事の評価
魅力の観点
- 【事業】 建材・住設で堅実な基盤
- 【業績】 右肩上がりの安定成長
- 【財務】 自己資本が厚く負債少なめ
- 【配当】 増配継続で安定感抜群
- 【方針】 配当性向引上げを明示
- 【割安】 PER・PBRともに低水準
リスクの観点
- 【業績】 住宅着工数の動向に左右されやすい
- 【コスト】 資材や物流費の上昇が収益を圧迫するおそれ
- 【競争】 価格競争が長期化する懸念
- 【為替】 円安時に仕入コストが上昇しやすい
- 【需給】 取引量が少なく値動きが荒い場面も
まとめ
初穂商事は、建材・住設分野で安定した基盤を築き、堅実な財務とバランスの取れた経営を続ける企業です。景気の波に左右されにくい安定収益に加え、長期にわたる増配実績と明確な株主還元方針が魅力で、派手さはなくとも着実な成長と安心感のある銘柄です。
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