株式投資において、株価の「割安性」を判断する強力な武器となるのが、PERとPBRを掛け合わせた「MIX係数(グレアム指数)」です。今回は、この数値が「10以下」という驚異的なバーゲンセール状態にありながら、しっかりと利益を出し続けている注目の8銘柄を厳選しました。資産を堅実に守りながら育てるための、究極の割安株リストをチェックしていきましょう。
この記事でわかること
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MIX係数10以下の超割安な高配当株の顔ぶれ
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各銘柄の具体的な事業内容と強み
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最新の配当利回りや株主還元方針
本記事で紹介する銘柄一覧
| コード | 銘柄名 | 配当 利回り |
PER | PBR | MIX 係数 |
累進配当 期間 |
直近10年 増配回数 |
| 3538 | ウイルプラスHD | 4.37%☀️ | 7.71倍☀️ | 0.89倍☀️ | 6.86 | 8年 | 9回 |
| 2153 | E・J ホールディングス | 3.84%☀️ | 9.68倍☀️ | 0.92倍☀️ | 8.91 | 14年 | 9回 |
| 5970 | ジーテクト | 4.59%☀️ | 8.39倍☀️ | 0.41倍☀️ | 3.44 | 16年以上 | 10回 |
| 8931 | 和田興産 | 4.04%☀️ | 7.31倍☀️ | 0.56倍☀️ | 4.09 | 16年以上 | 9回 |
| 3946 | トーモク | 3.75%🌤️ | 8.17倍☀️ | 0.60倍☀️ | 4.90 | 6年 | 7回 |
| 8596 | 九州リースサービス | 3.89%☀️ | 8.13倍☀️ | 0.74倍☀️ | 6.02 | 16年以上 | 9回 |
| 9908 | 日本電計 | 3.82%☀️ | 8.88倍☀️ | 0.90倍☀️ | 7.99 | 16年以上 | 9回 |
| 1905 | テノックス | 3.81%☀️ | 14.01倍🌤️ | 0.69倍☀️ | 9.67 | 5年 | 7回 |
※各数値データは2026年1月30日終値ベースのものです。
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個別銘柄分析
① 3538 ウイルプラスホールディングス
ジープやボルボ、BMW、MINIなど多岐にわたる有力な輸入車ブランドを取り扱う広域メガディーラーです。新車販売に加え利益率の高いアフターサービス部門が強固な収益基盤となっており、多ブランド展開による景気変動リスクの分散が最大の強みです。
✅ 株価指標: PER 7.71倍☀️/ PBR 0.89倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 29.0%☁️/ROE 14.01%☀️
✅ 配当情報: 利回り 4.37%☀️/配当性向 28.4%🌤️
✅ 増配実績: 累進配当期間 8年🌤️/直近10年間の増配回数 9回☀️
✅ 株主優待: 新車購入時の「利益度外視値引き(最低5%)」特典(1,000株以上、継続1年以上保有)
✅ 株主還元方針: 2026年度までに配当性向30%への段階的引き上げを行い、2027年度以降は累進配当を目指す方針です。配当の下限としてDOE4.5%を目安に設定しており、安定的かつ継続的な還元を掲げています。


PER7倍台、PBR1倍割れという割安水準にもかかわらず、ROEが14%を超えているのは収益力が高い証拠だね。配当の下限をDOE4.5%に設定している点も、株主還元への強い意志を感じられて好感が持てるよ
② 2153 E・Jホールディングス
官公庁を主要顧客とする国内大手の総合建設コンサルタントです。インフラの老朽化対策や防災・減災関連の調査・設計において高度な技術力を持ち、社会資本整備の安定した需要を背景に、売上高・受注高ともに過去最高水準を維持しています。
✅ 株価指標: PER 9.68倍☀️/ PBR 0.92倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 65.5%☀️/ROE 9.61%🌤️
✅ 配当情報: 利回り 3.84%☀️/配当性向 32.8%☀️
✅ 増配実績: 累進配当期間 14年☀️/直近10年間の増配回数 9回☀️
✅ 株主優待: なし
✅ 株主還元方針: 安定的な累進配当をベースに、DOE3.0%以上の配当実施を基本方針としています。2025年5月期より中間配当を導入して年2回の還元体制へ移行し、還元の充実と機動的な実施を図っています。


自己資本比率が65%を超えている財務の盤石さは、長期保有する上で非常に大きな安心材料だね。期末一括配当から中間配当が導入されたことで、キャッシュフローの観点からも投資しやすくなったんじゃないかな。
③ 5970 ジーテクト
ホンダ系の車体プレス部品メーカーで、骨格部品において世界トップクラスのシェアを誇ります。EV化を見据えた車体解析技術やマルチマテリアル対応など高い開発力を持ち、設計段階から提案を行う「システムサプライヤー」としての地位を確立しています。
✅ 株価指標: PER 8.39倍☀️/ PBR 0.41倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 61.6%☀️/ROE 6.39%☁️
✅ 配当情報: 利回り 4.59%☀️/配当性向 30.1%☀️
✅ 増配実績: 累進配当期間 16年以上☀️/直近10年間の増配回数 10回☀️
✅ 株主優待: QUOカード1,000円相当〜(300株以上、1年以上継続保有)
✅ 株主還元方針: 持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目的とし、安定的・継続的な還元を基本方針としています。目標値として2031年3月期にDOE3.0%、配当性向は2025年3月期から30%以上とすることを掲げています。


PBR0.41倍というのは、企業の解散価値を大きく下回っている衝撃的な水準だね。それでいて利回りは4.5%を超えていて、16年以上も減配がないなんて、まさに市場の歪みが生んだ「お宝銘柄」と言えるかもしれないよ。
④ 8931 和田興産
「ワコーレ」ブランドで知られる分譲マンション販売を主力に、神戸・明石エリアで圧倒的なシェアを持つ不動産会社です。地域密着ならではの情報力を活かした用地取得と、狭小地でも付加価値を高める高い企画力が強みです。
✅ 株価指標: PER 7.31倍☀️/ PBR 0.56倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 29.8%☁️/ROE 9.82%🌤️
✅ 配当情報: 利回り 4.04%☀️/配当性向 24.6%🌤️
✅ 増配実績: 累進配当期間 16年以上☀️/直近10年間の増配回数 9回☀️
✅ 株主優待: なし
✅ 株主還元方針: 堅実経営と安定配当の継続を基本方針としています。中期経営計画においては、株主への適正な還元として配当性向30%の水準を目指すことを掲げています。


PER7倍台、PBR0.5倍台という指標は、不動産セクターの中でも際立って割安だね。配当性向が20%台とまだ余裕があるから、業績が順調ならさらなる増配も期待できるし、保有していて楽しみな銘柄だよ。
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⑤ 3946 トーモク
段ボール製造で国内トップクラスのシェアを誇るほか、北欧輸入住宅「スウェーデンハウス」や運輸倉庫事業も展開する複合企業です。安定した需要が見込める包装資材と住宅事業の多角化により、強固な収益基盤を築いています。
✅ 株価指標: PER 8.17倍☀️/ PBR 0.60倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 44.8%🌤️/ROE 7.18%🌤️
✅ 配当情報: 利回り 3.75%🌤️/配当性向 25.3%🌤️
✅ 増配実績: 累進配当期間 6年🌤️/直近10年間の増配回数 7回🌤️
✅ 株主優待: なし
✅ 株主還元方針: 中長期的な利益成長に合わせて増配していく「累進配当」を導入しています。配当性向30%程度を目安とし、資本効率の向上と株主利益の充実を目指す方針です。


派手さはないけれど、段ボールや住宅といった生活に不可欠な事業で着実に稼いでいるのが魅力だね。累進配当を明言してくれているから、市場の変動に惑わされずにじっくりと腰を据えて持ち続けたい銘柄だよ。
⑥ 8596 九州リースサービス
九州・福岡を地盤とする総合リース会社で、西日本シティ銀行と親密な関係にあります。リースや割賦に加え、不動産事業やファイナンス事業を多角的に展開し、地域経済の活性化に貢献しています。
✅ 株価指標: PER 8.13倍☀️/ PBR 0.74倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 21.0%☁️/ROE 8.68%🌤️
✅ 配当情報: 利回り 3.89%☀️/配当性向 33.5%☀️
✅ 増配実績: 累進配当期間 16年以上☀️/直近10年間の増配回数 9回☀️
✅ 株主優待: なし
✅ 株主還元方針: 中期経営計画「共創2027」の期間中(2027年3月期まで)においては、累進配当を基本方針としています。また、DOE(連結株主資本配当率)3.0%以上を目安として、安定的かつ継続的な配当の実施を掲げています。


優待廃止を残念に思う投資家もいるかもしれないけれど、その分がしっかりと配当に還元されているのは評価できるね。DOE採用で配当の下値不安も少ないし、実質的な利回りで考えれば十分に投資妙味がある水準だよ。
⑦ 9908 日本電計
電子計測機器の販売で業界トップシェアを誇る独立系の専門商社です。5,000社以上の仕入先ネットワークを持ち、自動車や電子機器メーカーの研究開発部門へ最適な計測ソリューションを提案できる高い専門性が最大の武器です。
✅ 株価指標: PER 8.88倍☀️/ PBR 0.90倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 40.2%🌤️/ROE 10.39%☀️
✅ 配当情報: 利回り 3.82%☀️/配当性向 33.4%☀️
✅ 増配実績: 累進配当期間 16年以上☀️/直近10年間の増配回数 9回☀️
✅ 株主優待: なし
✅ 株主還元方針: 業績や財務状況を総合的に勘案し、継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針としています。具体的な数値目標として、連結配当性向35%程度を目処に掲げています。


ニッチな分野でトップシェアを握っている企業の強さは、不況時にも発揮されるものだね。将来的にはDOE5%を目指すという高い目標を掲げているから、今の割安なうちに仕込んでおくと、将来大きな果実になるかもしれないよ。
⑧ 1905 テノックス
杭工事や地盤改良工事に特化した基礎工事の専業会社で、独自の「テノコラム工法」など多くの特許技術を有しています。設計段階から参画できる提案力が強みで、住宅から大型土木工事まで幅広くインフラを支えています。
✅ 株価指標: PER 14.01倍🌤️/ PBR 0.69倍☀️
✅ 財務指標: 自己資本比率 61.4%☀️/ROE 5.93%☁️
✅ 配当情報: 利回り 3.81%☀️/配当性向 44.1%☀️
✅ 増配実績: 累進配当期間 5年☁️/直近10年間の増配回数 7回🌤️
✅ 株主優待: なし
✅ 株主還元方針: 2024年度より還元指標をDOEに変更し、DOE2.0%以上を下限目標としています。直近ではDOE2.6%を達成しており、今後もこの水準を下回らない安定的な還元に努める方針を示しています。


PBR0.6倍台で放置されているのが不思議なくらい、自己資本比率60%超えの好財務体質だね。建設需要は波があるけれど、DOE採用で配当が安定しているから、資産株としてポートフォリオの土台を支えてくれそうだね。
まとめ
今回ご紹介した8銘柄はいずれもMIX係数が低く、市場で過小評価されている可能性が高い「お宝銘柄」の候補です。業績や財務が健全な銘柄は、市場環境が好転した際の反発も期待できます。インカムゲインをしっかり確保しつつ、賢い投資戦略を練っていきましょう。
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