【今日のイチ推し】小松ウォール工業(7949)配当利回り5%と連続非減配の魅力

はじめに

まめたろうです!

今回の「イチ推し株シリーズ」では、パーティション・間仕切りのトップメーカー 小松ウォール工業(7949)を紹介します。

オフィスや公共施設向けの需要が安定していて、しかも配当も堅実。投資家にとって安心感のある銘柄なんです。

 


会社概要と事業内容

小松ウォール工業は、オフィスや学校、病院などで使われるパーティションや可動間仕切りの製造販売を手掛けています。

業界内ではトップクラスのシェアを持ち、国内の建築需要に支えられつつ、
リニューアル需要防災・耐震性能を高めた商品で存在感を発揮しています。

高配当株の小松ウォール工業(7949)セグメント別の業績

最近は働き方改革やオフィスの多様化も追い風になっていて、
柔軟に使える空間づくりのニーズが高まっているのもポイントです。

最近は、出社型に戻す企業が増えてきているとか。また学校や病院では、老朽化に伴って定期的にメンテナンスのニーズもあるようです。働き方の変化と一緒にまだまだ伸びる分野。長期的に強みを発揮しそうですね。

 


業績動向

下のグラフをご覧ください。(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

高配当株の小松ウォール工業(7949)の業績推移グラフ

2007年以降の売上高と営業利益を見ると、リーマンショック後の落ち込みから回復し、
近年は右肩上がりが続いています。

特に2020年以降は業績が伸びていて、2025年3月期には過去最高の売上・利益を更新する見込みです。

安定需要に加えてコスト管理と高付加価値商品の投入が効いて、利益率も改善傾向。

さらに直近の2025年1−3月期(第4四半期)では経常利益が前年同期比+66.7%
営業利益率も8.5%→13.2%へと急改善しました。

しっかりと利益を積み増せる体質になっているのがわかります。


 

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配当の推移

次に配当の推移を見てみましょう。(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

高配当株の小松ウォール工業(7949)の配当推移

2013年以降、減配せずにじわじわ増配してきました。

直近では年60円台まで到達し、2026年3月期は120円超えが予想されています。

これは業績の拡大と財務余力を背景にしていて、DOE(純資産配当率)を6%に引き上げるなど、
株主還元の姿勢が一段と強まっています。

 

ここまで増配を続けられるのは本当に頼もしい。配当狙いにはうってつけの銘柄です。


投資指標(2025年8月19日時点)

  • 配当利回り:4.97%(予想)
  • PER:15.7倍(予想)
  • PBR:1.23倍(実績)
  • ROE:6.99%(実績)
  • 自己資本比率:80.8%
  • 連続増配年数:3年
  • 連続非減配年数:10年以上
  • 株主還元方針:安定配当を基本に、業績に応じて増配を目指す姿勢

高配当株の小松ウォール工業(7949)の株価チャート

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

利回り5%近くでこの財務健全性。バランスの良さが光ります。業績が伸びているので割高ではないものの、もう少し安いところで買いたいですね。


魅力① 安定需要と競争優位

オフィスや公共施設の改修需要は底堅く、特にリニューアル案件が安定収益の柱になっています。

加えて、トップシェアを持つ強みと、大手ゼネコン・設計事務所との強固な取引関係により、
ニッチ領域での競争優位を確立しています。

景気に左右されにくく、長期契約による継続受注が見込める点も心強いポイントです。

ライバルが少ない分野でしっかりシェア確保しており、こういう堅実さは好印象ですね。

 

魅力② 高配当と安定配当

予想利回りは5%近くと魅力的で、しかも減配せず安定的に配当を続けているのが特徴です。

直近では増配も続いており、インカムゲイン狙いの投資家には心強い存在と言えます。

さらに、今後も業績拡大とDOE引き上げの方針を背景に、株主還元が一段と充実していく期待も高まります。

配当株投資の王道って感じで、減配しない銘柄はやっぱり安心ですね。

 

魅力③ 健全な財務と高配当

自己資本比率は80%超とかなり健全。

利益の範囲内で余裕を持って配当を出しているため、持続性が高い点も投資家にとって大きな安心材料になります。

さらに、手堅い財務基盤は景気変動にも強く、不安定な相場でも心強い存在になってくれます。

安心して長期保有できる銘柄ですね。

 


リスク要因

  • 建築需要の落ち込みによる売上停滞
    国内の新築需要が減少すると、案件数そのものが縮小するリスクがあります。
    特にオフィス需要の低迷や人口減少の影響は中長期的な懸念材料です。
  • 原材料価格の高騰による利益率悪化
    鋼材や資材の価格上昇が続けば、コスト増で利益を圧迫します。価格転嫁が難しい局面では利益率が一気に低下する可能性があります。
  • 海外展開が限定的で、国内依存度が高い点
    国内市場に偏っているため、日本経済の動向に強く影響を受けやすいです。海外比率が低いことで成長ドライバーが限られるのも弱点です。

 

今回挙げた3点は「強いて言うなら」というレベル。もちろんリスクはあるけど、強みで十分カバーできている印象です!


まとめ

  • パーティション・間仕切りで国内シェアトップ
  • 財務健全性が高く、配当政策も堅実
  • 成長余地は限られるが、安定したリターンが期待できる
    「地味株こそ強い」――そんな投資スタイルに合う一社と言えそうです。

 

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