【総合商社7社を比較】いま高配当株として買うならどれ?業績・配当・割安度を徹底解説

こんにちは、まめたろうです。

今回は総合商社7社を比較し、どの銘柄が高配当株として有望かを探っていきます。
配当利回りや成長性、財務の健全性などをもとに、5大商社+注目2社の合計7社をランキング形式で解説します。

 

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✅ なぜ今「総合商社」が高配当株として注目されているのか?

近年、株式市場では総合商社が「高配当株」として再評価されています。
特に2023年以降、米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本の大手商社株を買い増したことで一気に注目が集まりました。

資源価格の高騰、円安、グローバル展開による成長性などを背景に、商社各社は安定的な利益を確保。
加えて、株主還元にも積極的で、配当や自社株買いを拡充しています。
新NISA制度とも相性がよく、長期保有を前提とした配当戦略において有力な選択肢といえるでしょう。

 


✅ 総合商社とは?専門商社との違いと特徴

総合商社は、エネルギー、資源、食料、機械、インフラ、IT、金融など幅広い分野にビジネスを展開する企業群です。
世界中でモノやサービスを取り扱いながら、自ら事業投資を行う点も特徴です。

一方で、特定の分野に特化するのが専門商社。
たとえば金属や食品、化学品など特定ジャンルに集中する企業がこれにあたります。

総合商社はリスク分散が効いており、世界的な経済変動にも比較的強い耐性があります。
多角的経営と安定したキャッシュフローが、高配当の源泉となっています。

 


✅ 総合商社7社を比較【業績・財務】

コード 商社名 売上高
前期比
営業利益
前期比
営業利益
自己資本
比率
8058 三菱商事 -4.9% +2.3% 約5.7% 約35%
8031 三井物産 +10.0% -15.4% 約6.1% 44.9%
8001 伊藤忠商事 +4.9% -2.7% 約4.6% 36.8%
8053 住友商事 +5.5% +31.8% 約9.5% 33.5%
8002 丸紅 +7.4% -1.5% 約3.5% 39.4%
2768 双日 +3.9% +4.5% 約5.4% 31.4%
8015 豊田通商 +1.2% +12.6% 約4.8% 37.2%

※データは最新のIR資料・四季報ベース

今期の業績で特に好調なのは住友商事(8053)
営業利益が+31.8%と大きく伸びており、利益率も約9.5%とトップクラス。
非資源領域も好調で、総合力の高さが際立ちます。

一方、三井物産(8031)伊藤忠商事(8001)丸紅(8002)の3社は、売上は伸びているものの営業利益が前期比でマイナス。
資源市況の影響を受けやすい体質が見える場面で、利益の鈍化がやや気がかりです。

三菱商事(8058)豊田通商(8015)は業績のブレが小さく、財務体質も良好。安定志向の投資家には安心感のある銘柄と言えるでしょう。

双日(2768)は中堅ながら着実に成長中。営業利益・自己資本比率ともに健全で、将来への伸びしろも期待できます。

 

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✅ 総合商社7社を比較【株主還元】

コード 商社名 配当
利回り
配当
性向
連続増配
年数
年平均増配率
(CAGR)
特徴
8058 三菱商事 3.62% 42.2% 6年 8.0% 資源・エネルギーに強く、業界最大手
8031 三井物産 3.65% 32.6% 6年 10.0% 金属資源、エネルギー、化学に強み
8001 伊藤忠商事 2.53% 32.5% 12年 18.0% 非資源・消費関連に強く安定経営
8053 住友商事 3.60% 28.0% 3年 12.0% インフラや不動産に展開、やや慎重経営
8002 丸紅 3.24% 31.4% 4年 17.5% 電力、穀物など新興国案件も豊富
2768 双日 4.42% 29.2% 2年 11.1% 自動車や航空機が主力、成長余地大
8015 豊田通商 3.16% 30.6% 5年 6.0% トヨタグループ中核、次世代エネ注力

高配当を狙うなら、やはり本命は双日(2768)
配当利回り4.42%と断トツで、しかも配当性向は30%未満と控えめ。
まだ増配の余力が感じられる点は見逃せません。

三井物産(8031)三菱商事(8058)は、高利回りと安定経営のバランス型。
配当性向も40%前後で健全なので、新NISAの成長投資枠にもぴったり。

伊藤忠商事12年連続増配増配率も高いので長期保有株としてかなり優秀。
今は今は配当利回りが低いので、株価が下がってきたところを拾いたい銘柄。
長期で持つならこういう銘柄が最終的に報われやすい。

 


✅ 総合商社7社を比較【割安度】

コード 商社名 株価
(円)
予想PER
(倍)
実績PBR
(倍)
MIX係数
(PER×PBR)
8058 三菱商事 3,035 16.64 1.29 21.47
8001 伊藤忠商事 7,900 12.40 1.95 24.18
8002 丸紅 3,090 9.98 1.41 14.07
8031 三井物産 3,147 11.75 1.20 14.10
8053 住友商事 3,885 8.25 1.01 8.33
8015 豊田通商 3,480 9.93 1.40 13.90
2768 双日 3,737 6.79 0.81 5.50

割安度で光っているのは双日(2768)と住友商事(8053)

特に双日はPER・PBRともに低く、MIX係数は驚異の「5.5」。
利益水準に対して市場からまだ過小評価されている印象で、バリュー投資としても妙味あり。

住友商事もMIX係数が「8.3」と割安。
営業利益率や増配率も高く、全体のバランスが取れている。

逆に、伊藤忠商事(8001)はPER・PBRともにやや高めで、相場から「優等生プレミアム」が乗っている様子。
実力がある分、割安感は薄れつつある印象です。

 

✅ まめごろうおすすめランキング

RANK 証券コード 商社名 総合おすすめ度
1位 8053 住友商事 ◎(高配当・業績好調・割安感も十分)
2位 2768 双日 ◎(利回り最高・財務健全・成長期待大)
3位 8058 三菱商事 ◎(業界最大手で安定性・信頼感あり)
4位 8031 三井物産 ○(高い増配率も今期の業績に懸念)
5位 8015 豊田通商 ○(安定志向向け、トヨタグループ中核)
6位 8002 丸紅 △(成長余地あるが利益減速が気がかり)
7位 8001 伊藤忠商事 △(堅実経営だが現在はやや割高感あり)

このランキングは2025年7月27日時点の決算発表や株価をもとにしたものです。今後の発表や株価の動きに注視して、投資判断は慎重に行いましょう。

 

✅ まとめ:配当・安定性・将来性のバランスを見極めよう

総合商社は、日本株の中でも数少ない「配当・安定・成長」を兼ね備えたセクターです。

それぞれの企業に特徴があり、配当利回りや経営の安定性、将来的な伸びしろにも違いがあります。投資目的に応じて銘柄を選びつつ、長期目線で資産形成を進めていきましょう。


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