今回ご紹介する東京海上ホールディングス(8766)は、国内最大手のメガ損保であり、グローバル展開で利益の柱を確立しています。原則減配しない累進配当方針と高い収益力を背景に、日本の高配当株投資家にとって最有力候補の一つと考えられます。
【東京海上ホールディングスのイチ推しポイント】
- 国内損保トップ、グローバル展開による盤石な事業基盤
- 累進配当を掲げる極めて積極的な株主還元姿勢
- 日本企業の中でもトップクラスの卓越した資本効率
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東京海上ホールディングスの業績・財務
事業内容
「東京海上日動」を中核とする国内最大の損害保険グループです。国内損保事業に加え、生命保険事業、そして北米・欧州を中心とした海外保険事業が利益の大きな柱へと成長しています。グローバルなリスク分散と事業ポートフォリオの構築により、安定かつ高収益な経営を実現しています。
財務指標
- 今期経常利益予測: 1兆2300億円(前年比 -3.1%) 🌧️
- 今期最終利益予測: 9100億円(前年比 -2.2%) 🌧️
- 営業利益率: – %(保険業のため算出なし)
- ROE: 20.58% ☀️
- ROA: 3.41% 🌤️
- 自己資本比率: 16.3% 🌧️
- 有利子負債比率: 12.3% ☀️

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

利益が1兆円超えというのは、さすが業界のガリバーという印象ですね。ROE 20%超えは効率の良さを示す証拠でしょう。自己資本比率は低く見えますが、保険会社特有のビジネスモデルのため、財務的な懸念はないと考えられます。
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東京海上ホールディングスの指標分析
各指標は2024年11月26日終値ベースです。
株価指標
- PER(予想): 11.5倍 🌤️
- PBR(実績): 2.07倍 🌧️
- MIX係数: 23.8(参考値) 🌤️

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
- 配当利回り(予想): 3.87% ☀️
- 配当性向(実績): 31.7% ☀️
- 増配回数: 過去10年間で9回 ☀️
- 5年平均増配率: 21.9% ☀️
- 連続増配年数: 6年 🌤️
- 連続非減配年数: 6年 🌤️
- 株主優待: なし
株主還元は配当を基本とし、利益成長と連動して持続的な増配を目指す方針です。原則減配しない累進配当を継続し、配当水準はグローバルなトップクラスの保険会社水準を勘案し、段階的な向上を図ります。

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

配当利回り3.8%超で配当性向が30%台というのは、増配余力も十分な理想的な水準ですね。2020年に減配があったものの、その後は右肩上がりで成長しており、来期も大幅増配を見込めるのが心強いポイントです。買ったらガチホしたい銘柄ですね!
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東京海上ホールディングスの総合評価(一覧)
| 評価項目 | 判定 | コメント |
| 事業基盤 | ☀️ | 国内首位で海外も絶好調 |
| 業績 | 🌤️ | 微減益予想も高水準維持 |
| 収益性 | ☀️ | ROE20%超で稼ぐ力抜群 |
| 財務健全性 | 🌤️ | 負債比率低く問題なし |
| 割安性 | ☁️ | PBRは高めだがPER割安 |
| 還元姿勢 | ☀️ | 累進配当方針で安心感 |
| 配当利回り | ☀️ | 高利回りで魅力十分 |
まとめ
東京海上ホールディングスは、圧倒的なブランド力と世界展開による収益力の高さが魅力の銘柄です。海外事業のリスクや自然災害による保険金支払いの変動リスクには留意が必要ですが、高い収益性と株主還元への強いコミットメントはそれらを補って余りある魅力があります。長期的に安心して保有し、配当金を受け取り続けたい投資家にとって、ポートフォリオの核となり得る存在です。
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