今回ご紹介する横河ブリッジホールディングス(5911)は、国内の橋梁(橋づくり)で圧倒的な実績を誇る業界のリーダー企業です。
インフラの老朽化対策という「絶対に無くならない需要」を背景に、堅実な業績と驚異的な還元姿勢を両立させている銘柄として投資家から熱い視線を浴びています。
この記事でわかること
✅ 橋梁事業で国内トップシェアを誇る盤石な事業基盤
✅ 9期連続増配見通しで累進配当も導入している高い還元意識
✅ DOE3.5%以上を掲げ、減配リスクを抑えた安定的な配当設計
✅ PBR1倍割れかつ利回り4%弱という極めて高い投資妙味
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横河ブリッジホールディングスの業績・財務
事業内容
鋼橋(鉄の橋)の分野で国内シェアNo.1を誇る業界のパイオニアです。新設橋梁だけでなく、近年は国内インフラの老朽化に伴う保全・補修事業にも注力しており、安定した受注を確保しています。また、システム建築や精密機器製造などの先端技術事業も展開し、収益の多角化を進めています。
財務指標
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今期売上予測: 1,590億円(前年比 -0.2%) 🌤️
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今期営業利益予測: 120億円(前年比 -28.0%) ☁️
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営業利益率: 7.5% 🌤️
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ROE: 10.15% 🌤️
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自己資本比率: 59.7% ☀️
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有利子負債比率: 26.7% ☀️
(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
橋梁業界のガリバーだけあって、公共投資に支えられた安定感は抜群。今期の利益面は一見弱く見えるけど、不採算案件の影響を織り込んだ保守的な予想という印象かな。財務面では自己資本比率が約60%と高いし、有利子負債も低く抑えられていて、インフラを支える企業らしいガッチリとした盤石な足腰をしてるよ。
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横河ブリッジホールディングスの指標分析
各指標は2025年12月26日終値ベースです。
株価指標
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PER(予想): 15.0倍 🌤️
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PBR(実績): 0.92倍 ☀️
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MIX係数: 13.8 ☀️
(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
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配当利回り(予想): 3.94% ☀️
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配当性向(実績): 34.7% ☀️
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増配回数: 過去10年間で9回 ☀️
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5年平均増配率: 23.3% ☀️
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連続増配年数: 9年 ☀️
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連続非減配年数: 17年 ☀️
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株主優待: オリジナルクオカード(1,000株以上)※5年以上継続保有で追加贈呈あり
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株主還元方針: 第7次中期経営計画(2025~2027年度)において「累進配当の継続」を基本方針とし、新たに「DOE(自己資本配当率)3.5%以上」という数値目標を掲げました。業績変動に左右されにくい安定的な増配基調を維持しつつ、機動的な自己株式取得も行う方針です。
(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
株価指標を見るとPBRが1倍を下回っていて、解散価値よりも安く評価されているのは見逃せないね。特筆すべきは配当方針で累進配当に加えて「DOE 3.5%以上」が明記されたこと。これで配当の下限が見えてくるからすごく心強いね。利回りも4%近いし長く持ちたくなる魅力が詰まった銘柄だね。
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横河ブリッジホールディングスの総合評価(一覧)
| 評価項目 | 判定 | コメント |
| 事業基盤 | ☀️ | 国内シェア首位で盤石 |
| 業績 | 🌤️ | インフラ需要で底堅い |
| 収益性 | 🌤️ | 目標ROEを達成維持 |
| 財務健全性 | ☀️ | 自己資本比率が高く安心 |
| 割安性 | ☀️ | PBR1倍割れで割安 |
| 還元姿勢 | ☀️ | 累進配当とDOE導入 |
| 配当利回り | ☀️ | 4%弱で高水準を維持 |
まとめ
横河ブリッジホールディングスは、橋梁という生活に不可欠なインフラを支える「守りの強さ」と、DOE導入や累進配当による「還元の強さ」を兼ね備えた、高配当株投資における優等生のような銘柄です。短期的な利益の変動はあっても、中長期的な増配基調は維持される可能性が高く、ポートフォリオの土台として検討に値する一社と言えるでしょう。
銘柄の懸念点・リスク
⚠️ 項目名:不採算案件の発生リスク
⚠️ 項目名:建設資材や人件費の高騰
魅力の観点
✅ 項目名:国内橋梁シェアNo.1の独占的地位
✅ 項目名:17年間もの長期にわたる非減配実績
✅ 項目名:DOE3.5%導入による配当の安定感
✅ 項目名:PBR1倍割れによる株価の是正期待
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