ヤマハ発動機(7272)は、世界中で高い信頼を得る総合モビリティメーカー。多彩な事業を展開しながら安定した収益を確保し、グローバルなブランド力と堅実な経営が光ります。
【ヤマハ発動機のイチ推しポイント】
- 世界に展開するブランド力と事業基盤
- マリン事業が高収益を維持
- 増配と自社株買いを継続
- 電動化・自動化で成長余地が大きい
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ヤマハ発動機の業績・財務
事業内容
ヤマハ発動機は、二輪車で世界トップクラスのシェアを持ち、マリン・ロボティクス・電動アシスト自転車など幅広い分野に展開。中期計画では電動化や自動化への取り組みを加速させ、マリンや新興国市場の拡大も視野に入れています。複数の収益源を持つことが強みです。
財務指標
- 今期売上予測: 2兆5,700億円(前年比 -0.2%) 🌧️
- 今期営業利益予測: 1,200億円(前年比 -33.9%) 🌧️
- 営業利益率: 約4.7% ☁️
- ROE: 9.66% 🌤️
- 自己資本比率: 41.7% 🌤️
- 有利子負債比率: 85.5% 🌤️
(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
2025〜2027年度の中期経営計画では、売上3兆円超・営業利益率9%を目標に掲げています。二輪車の新モデル投入やマリン・ロボティクス分野の拡大で収益力を立て直し、中期的には再び利益成長軌道への回帰が期待されています。
主力の二輪にマリンやロボティクスが加わって、収益の“柱”が複数あるのが安心ポイント。足元は利益予想を保守的に出していますが、グローバル展開の強みとブランド力で中期的な底堅さを感じますね。
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ヤマハ発動機の指標分析
各指標は2025年10月24日終値ベースです。
株価指標
- PER(予想): 24.5倍 🌧️
- PBR(実績): 0.96倍 ☀️
- MIX係数(PER×PBR): 23.52 🌧️
(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
- 配当利回り(予想): 4.42% ☀️
- 配当性向(実績): 45.4% ☀️
- 増配回数: 過去10年間で7回 ☀️
- 5年平均増配率: 10.8% ☀️
- 連続増配年数: 4年 🌤️
- 連続非減配年数: 5年 🌤️
- 株主優待: なし
業績見通しと将来成長投資を勘案しつつ、安定的かつ継続的な配当を基本に、キャッシュ・フローの規模に応じて機動的な還元(自社株買い等)を実施。総還元性向は中期経営計画期間累計で40%以上を目安としています。
(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
増配も自社株買いもあって、株主思いな印象ですね。業績が戻ってくれば、また注目されそうです。
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ヤマハ発動機の評価
魅力の観点
【事業】 世界180か国に広がる販売網
【技術】 電動化や自動化で成長期待
【業績】 マリン中心に収益が安定
【還元】 増配と自社株買いを実施
【配当】 利回り4%台の高水準
【財務】 自己資本比率40%超で健全
リスクの観点
【為替】 円高で利益が減りやすい
【原材料】 資材高で採算が悪化しやすい
【政策】 関税など外部要因の影響
まとめ
ヤマハ発動機は、二輪やマリンを中心に安定した収益をあげながら、電動化や自動化といった新しい分野にも挑戦しています。財務もしっかりしていて、増配や自社株買いなど株主を大切にする姿勢も安心感がありますね。今後の業績回復とともにまた注目が集まる可能性の高い銘柄です。
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