今回ご紹介する東京ラヂエーター製造(7235)は、商用車向けの冷却系部品を主力とするいすゞ系メーカーです。長年培った技術力と安定した取引基盤を背景に、景気の波に左右されにくい堅実経営を続けています。
【東京ラヂエーター製造のイチ推しポイント】
・商用車分野で安定した受注基盤がある
・堅実経営で財務の安定感が高い
・株価に割安感がある
・安定配当を継続している
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東京ラヂエーター製造の業績・財務
事業内容
商用車・建機向けの熱交換器(ラジエーター、EGRクーラーなど)で、いすゞ、日野、UDトラックス、コマツ、日立建機、クボタなど国内大手メーカーに採用実績を持つ。高効率アルミ製品の技術力に加え、EV・FCV向け熱マネジメント製品の開発も進展しており、排ガス規制強化や電動化の流れで今後も安定した需要が見込まれる分野です。
財務指標
- 今期売上予測:340億円(前年比 -0.2%) ☁️
- 今期営業利益予測:17億円(前年比 -0.8%) ☁️
- 営業利益率:5.0%前後 ☁️
- ROE:6.79% ☁️
- 自己資本比率:66.7% ☀️
- 有利子負債比率:1.3% ☀️

(引用元: マネックス証券 銘柄スカウター)

財務の安定感があって、見ていて安心できる会社ですね。無理せずしっかり利益を積み上げる姿勢が好印象です
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東京ラヂエーター製造の指標分析
各指標は2025年10月31日終値ベースです。
株価指標
- PER(予想):9.4倍 ☀️
- PBR(実績):0.54倍 ☀️
- MIX係数(PER×PBR):5.1 ☀️

(引用元: マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
- 配当利回り(予想):3.64% 🌤️
- 配当性向(実績):30.1% ☀️
- 増配回数:過去10年間で8回 ☀️
- 5年平均増配率:39.8% ☀️
- 連続増配年数:4年(直近実績) ☀️
- 連続非減配年数:5年 ☀️
- 株主優待:100株以上でQUOカード500円
業績に応じた配当を継続的・安定的に実施。2025年3月期以降は配当性向30%以上を目標とし、中間・期末の年2回配当を基本とする。

(引用元: マネックス証券 銘柄スカウター)

株価は割安感があって、じっくり持つにはいい水準です。コロナショック時以外の減配はなく、着実に増やしてきた実績がありますね。
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東京ラヂエーター製造の評価
魅力の観点
【業績】 商用車と建機需要が安定
【財務】 借入少なく財務体質が堅実
【割安】 株価指標に割安感あり
【配当】 配当利回りが魅力水準
【還元】 増配を継続し安定還元
【優待】 QUOカード500円もらえる
リスクの観点
【業績】 国内外の生産減に影響受けやすい
【コスト】 素材価格の上昇で利益圧迫
【外部】 為替や物流の影響を受けやすい
まとめ
商用車や建機向けの冷却部品で安定した需要を持つ東京ラヂエーター製造。堅実な経営姿勢と高い財務健全性を背景に、長く信頼されてきた企業です。地味ながら確かな技術と継続的な還元で株主を大切にしており、じっくり腰を据えて付き合いたい安心感のある銘柄です。割安感も相まって、今後の成長にも期待が持てます。
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