今回ご紹介する三井住友トラストグループ(8309)は、国内唯一の専業信託銀行グループとして圧倒的な存在感を放つ企業です。
銀行業務だけでなく、資産運用や不動産仲介など、信託ならではの多角的なビジネスモデルで、安定した収益基盤を築いています。
この記事でわかること
✅ 三井住友トラストグループの高い配当利回りと累進配当の実績
✅ 資産運用残高No.1を誇る盤石なビジネスモデル
✅ PER11倍台・PBR1倍割れ水準の割安感(※PBRは1.01倍とほぼ1倍)
✅ 過去10年以上減配なしの抜群の安定感
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三井住友トラストグループ(8309)の業績・財務
事業内容
国内唯一の専業信託銀行グループとして、銀行業務に加え、資産運用・管理、不動産、証券代行など、多彩な信託機能をワンストップで提供しています。
特に資産運用残高は国内金融機関No.1を誇り、手数料ビジネスの比率が高く、金利環境に左右されにくい強固な収益構造が特徴です。
財務指標
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今期経常収益予測: 非開示(前年実績:29,224億円)-
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今期最終益予測: 2,950億円(前年比 +14.5%) ☀️
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ROA(実): 0.33% ☁️
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ROE(実): 8.31% 🌤️
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自己資本比率: 4.0% 🌤️ ※銀行業としては標準的な水準です
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有利子負債比率: 504.8% ※銀行業の構造上、高くなりますが問題ありません

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

銀行業だから自己資本比率は一見低く見えるけど、大手行としては標準的な水準だから心配不要だね。注目してほしいのは最終利益の二桁成長なんだ。手数料ビジネスが好調で、稼ぐ力が着実に向上している点が素晴らしいよね。
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三井住友トラストグループ(8309)の指標分析
各指標は2025年12月18日時点のデータです。
株価指標
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PER(予想): 11.1倍 🌤️
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PBR(実績): 1.00倍 🌤️
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ミックス係数: 11.1 🌤️

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
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配当利回り(予想): 3.65% ☀️
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配当性向(実績): 43.1% ☀️
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増配回数: 過去10年間で7回 ☀️
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5年平均増配率: 約15.6% ☀️
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連続増配年数: 5年 ☀️
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連続非減配年数: 13年 ☀️
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株主優待: なし
株主還元方針:「一株当たり配当金は累進的としつつ、利益成長を通じた増加を目指す」ことを基本方針としています。連結配当性向40%以上を目安とし、総還元性向50%程度を意識した機動的な自己株式取得も実施する方針です。

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

配当利回り3.6%超えは非常に魅力的だね。特筆すべきは「累進配当」を宣言している点だよ。減配しない安心感に加え、平均増配率も15%を超えているから長期保有でのインカムゲイン拡大が強く期待できる銘柄だね。
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三井住友トラストグループ(8309)の総合評価(一覧)
| 評価項目 | 判定 | コメント |
| 事業基盤 | ☀️ | 資産運用残高国内首位 |
| 業績 | ☀️ | 最終益は過去最高圏 |
| 収益性 | 🌤️ | 手数料比率高く安定 |
| 財務健全性 | 🌤️ | 銀行業として十分な水準 |
| 割安性 | 🌤️ | PBRほぼ1倍でフェア |
| 還元姿勢 | ☀️ | 累進配当と高性向 |
| 配当利回り | ☀️ | 3.6%超の高水準 |
まとめ
三井住友トラストグループは、高い専門性と圧倒的な顧客基盤を持つ、日本を代表する信託銀行グループです。金利上昇局面の恩恵を受けつつ、手数料ビジネスによる安定収益も確保できる点が最大の強みです。累進配当による安心感もあり、配当生活のコア銘柄として自信を持っておすすめできます。
銘柄の懸念点・リスク
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金融市場の変動リスク: 信託報酬は市場価格の影響を受ける
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金利政策の変更リスク: 日銀の政策次第で収益環境が変化する
魅力の観点
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国内No.1の信託基盤: 圧倒的なシェアとブランド力
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累進配当の安心感: 減配リスクが低く長期保有向き
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高い配当利回り: 3.6%超えでインカムゲイン確保
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割安な株価水準: PER11倍台と過熱感なし
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