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積水ハウス(1928)第2四半期決算分析と投資判断材料|増収も減益で進捗率は低水準

積水ハウス(1928)第2四半期決算分析と投資判断材料|増収も減益で進捗率は低水準
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はじめに

今回取り上げるのは国内住宅業界のリーディングカンパニー、積水ハウス。2026年1月期第2四半期決算を発表し、売上は増収ながら利益は減益という結果となりました。第2四半期の段階で進捗率や通期計画とのギャップが見えてきました。


事業内容と特徴

積水ハウスは国内戸建住宅でトップクラスのシェアを誇り、賃貸・事業用建物、リフォーム、不動産開発、国際事業など幅広い分野を展開。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)普及や海外事業の拡大など、成長と安定を両立した事業基盤が特徴です。


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今回の決算ポイント


投資判断材料の整理

プラス材料

マイナス材料

財務の安定感は魅力ですが、利益進捗の弱さや下方修正は不安材料。どちらを重視するかで投資判断が分かれそうですね!


業績(2026年1月期 第2四半期)

今期(2026年1月期)の通期計画

積水ハウスの2026年1月期業績予想は以下のとおりです。

直近実績(第2四半期累計)

減益要因として、海外事業の利益率低下や資材・人件費の上昇が挙げられます。為替など一時的要因もある一方で、資材や人件費の上昇は構造的な課題として中期的に続く可能性が高いので、海外依存リスクと併せて今後も注意が必要ですね。

増収ながら利益は減益。進捗率は5割弱に留まり、下期の巻き返しが重要。通期計画の達成余地はありますが、海外事業の回復力に要注目です!


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配当と株主還元姿勢

株主還元姿勢は一貫して高く、安定配当に加え増配も継続。DOE(株主資本配当率)も重視した還元を掲げています。

中間配当は増配実施。非減配・増配姿勢を継続しており、業績に多少の停滞ムードはあってもインカムゲイン狙いの投資家に心強い展開です。


現在の指標分析

【自分で株価チャート画像を挿入】
(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

自己資本比率40%超の財務健全性が安心感を与えます。高配当利回りと割安水準を考慮すると、中長期の買い場として魅力が大きいです!

積水ハウスは買いか!?

今回の決算は売上堅調ながら減益となり、海外事業の収益性低下が重石。ただし国内請負型や賃貸関連は好調で、通期予想は増収増益を維持。配当は増配を予定しており、インカムゲイン狙いには十分魅力的です。
下方修正などのネガティブ情報に反応して一時的に株価を下げる場面はあるかもしれませんが、PERはまだ割安圏内にあり、短期の株価に惑わされずに長期保有を前提とするなら充分に購入候補になると考えます。


まとめ

積水ハウスは「安定した国内基盤 × 成長する国際展開」を強みとする総合住宅メーカー。減益決算はやや気になるものの、通期計画は増収増益を維持し、株主還元も充実。長期的な配当狙いの投資家にとって、引き続き注目すべき銘柄です。


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