はじめに
こんにちわ!まめたろうです。
今回のイチ推しシリーズは、南総通運(9034)をご紹介します。
南総通運(9034)は千葉県を拠点に倉庫業や自動車運送業を手がける物流企業です。
堅実な事業基盤を持ちながら高配当を維持し、着実な成長も見込める銘柄です。
この記事では、同社の投資対象としての魅力とリスクを整理していきます。
事業内容と特徴
南総通運は倉庫業、自動車運送業を中心に、港湾運送や通関業務まで
幅広い物流サービスを展開しています。
特に千葉県の京葉臨海工業地帯を基盤とした事業は安定的で、
メーカーや商社をはじめとする顧客からの需要が底堅く推移しています。
(引用元:マネックス証券)
さらにグループ会社と連携した総合物流体制を築いており
効率的で付加価値の高いサービスを提供できる点も強みです。
近年は、人手不足や働き方改革に対応するため
デジタル技術を活用した効率化にも積極的に取り組んでいます。
その一例が「デジタルタコグラフ」の導入です。
このシステムは車両の運行状況を記録・分析することで
安全運転の徹底、労務管理の効率化、燃費の改善などにつながります。
結果として、ドライバーの負担軽減とコスト削減の両立を実現し、
持続的な競争力強化に貢献しています。
業績動向
次のグラフは「通期業績推移」です。(引用元:マネックス証券)
売上・利益ともに右肩上がりの成長を続けており、安定感と成長性を兼ね備えた堅実な業績トレンドが確認できます。中小型株でありながら、持続的な成長を積み重ねている点は投資家にとって安心材料となります。
今期(2026年3月期)見通し
- 売上高:過去最高を更新予定(前期比 +6.5%)
- 営業利益:着実に増益見込み(前期比 +8.1%)
- 配当:4期連続の増配予定
(引用元:マネックス証券)

業績も配当も右肩上がりで気持ちがいいですね!こんな株を長く持っていたいです。


主要指標(2025年8月時点)
(引用元:マネックス証券)
- 配当利回り:4.27%
- PER:9.1倍
- PBR:0.6倍
- ROE:6.28%
- 自己資本比率:65.7%
- 配当性向:35.4%
- 連続増配年数:4年
魅力の観点
- 割安感
現在のPERは9倍台、PBRは0.6倍と割安感が際立っています。
さらに配当利回りは4%台と高水準。安定した配当を受け取りつつ、
中長期的には株価の評価修正も期待できる“堅実なバリュー株”です。 - 増配姿勢
配当はこれで4期連続の増配予定。
安定した業績の中で着実に配当を引き上げており、株主還元に前向きな姿勢が伝わります。
安心して長期保有できる銘柄です。 - 財務の安心感
自己資本比率は65%超と健全で、財務基盤はしっかり。
景気変動や燃料費などのコスト上昇局面でも配当継続できる余地があり、
安定感の高さがうかがえます。 - 成長トレンド
物流需要の強さを追い風に、売上も利益も右肩上がりで成長中です。
「安定配当株」の安心感に加えて、これからの伸びしろも感じられるのがうれしいポイント。
業績アップが続けば、配当のさらなる上積みも期待できそうですね。 - DX推進
デジタルタコグラフの導入をはじめ、安全性と効率性を高める取り組みに積極的です。
人手不足や物流業界の規制強化といった逆風にも対応できる競争力を養っており、
長期的な持続力を高めている点が注目されます。

デジタルタコグラフの効果には期待したいですね。業務の効率化が図れればドライバーの負担も減り、人材の定着と経費削減の一石二鳥に!
リスクの観点
- 景気動向の影響
物流需要は景気の影響をモロに受けやすいんです。
輸出入が減ったり、国内の消費が冷え込んだりすると、そのまま業績に響きます。
荷物の動きが鈍れば稼働効率も落ちて、業績に影響するリスクは考えておきましょう。 - 燃料費の高騰
燃料費の高騰は物流業界全体に直撃するため、利益率を圧迫する要因となります。
とくに軽油やガソリン価格は外部環境に左右されやすく、
為替や地政学リスクの影響も受けやすい点には注意が必要です。 - 人手不足リスク
ドライバー不足や働き方改革に伴う人件費の上昇は、物流業界全体の大きなテーマです。
長期的にはサービス体制や競争力にも響いてくるリスクといえます。
デジタルタコグラフの導入効果に期待したいところです!

「人手不足リスク」は需要に供給が追い付いていないということ。逆に言えば、「人材確保できれば売上・利益が上がる」ので、成長のチャンスでもあるんですよ!
まとめ
南総通運(9034)は、安定した事業基盤を持ちながらも成長性を兼ね備えた物流株です。
割安な株価水準、高い配当利回り、増配姿勢と3拍子揃った優良銘柄でもあります。
財務の健全性やDX推進の取り組みも安心材料であり、長期保有に適したおすすめ高配当株です!
今後のポートフォリオに入れる候補銘柄に加えてみてはいかがでしょうか。



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