【2025年8月版(第2弾)】MIX係数6以下!バーゲンセール中の高配当株3選
はじめに
こんにちは、まめたろうです!
配当利回りだけで銘柄を選ぶのは危険で、株でしっかり資産を増やすなら、株価の割安さを測る「MIX係数」が有効です。
今回はMIX係数6以下の中から、安定した配当を出しつつ財務面も安心できる3銘柄を厳選しました。
MIX係数とは?
MIX係数とは、株価の割安さを測るためのシンプルな指標で、
で計算されます。
この考え方を提唱したのは、「バリュー投資の父」ベンジャミン・グレアムです。彼は、次の3つの条件を満たす株を割安と判断すべきだと述べました:
- PERが15倍以下
- PBRが1.5倍以下
- PER × PBR(MIX係数)が22.5以下
この「22.5」という数値は、PER15 × PBR1.5から導かれた目安です。
つまり、MIX係数が低ければ低いほど、「利益と資産の両面から見て割安」と判断できるのです。
なお、日本でこのMIX係数の活用で有名なのは個人投資家のみきまる氏です。
みきまる氏は著書『楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門』の中で、
MIX係数を活用した割安株投資術を詳しく解説しています。
まめたろうもこの本を読んで、MIX係数を強く意識して銘柄を選ぶようになりました。
専門知識の前提は必要とせず、初心者の方でもとても読みやすい一冊です。
みきまる氏著書『楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門』


銘柄一覧(2025年8月1日時点)
コード | 銘柄名 | PER | PBR | MIX係数 | 配当利回り | ROE | 自己資本比率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3355 | クリヤマH | 8.6倍 | 0.69倍 | 5.93 | 3.56% | 8.37% | 63.7% |
4463 | 日華化学 | 8.7倍 | 0.64倍 | 5.57 | 4.56% | 7.41% | 54.0% |
8078 | 阪和興業 | 6.3倍 | 0.66倍 | 4.16 | 3.97% | 12.39% | 32.9% |
個別銘柄紹介
3355 クリヤマホールディングス
ゴム・樹脂製品を中心に、産業資材や自動車部品など多岐にわたる製品を展開。
特に自動車用ホースや産業用ベルトは国内外で高いシェアを持ち、米国やアジアへの海外展開も積極的です。
これにより為替や景気変動の影響を分散し、安定した収益基盤を構築。長期的に成長が見込める企業体制を整えています。
- 配当利回り:3.56%
- 連続増配年数:7年
- 連続非減配年数:9年
- PER:8.6倍
- PBR:0.69倍
- ROE:8.37%
- 自己資本比率:63.7%
- 株主還元方針:安定配当の継続と自己株式取得を適宜実施

割安度と財務健全性のバランスが魅力。海外展開の拡大も順調で、今後の成長余地も大きいです。配当も安定しており、長期保有に向く銘柄だと思います!
4463 日華化学
界面活性剤や機能化学品を手がける化学メーカーで、
繊維加工、ヘアケア・スキンケアなどのパーソナルケア製品に強みを持ちます。
特にヘアカラーやシャンプー向け原料は国内外の有力メーカーに供給しており、
景気変動の影響を受けにくい収益構造です。
海外市場でも販路拡大を進め、安定成長が可能な事業基盤を築いています。
- 配当利回り:4.56%
- 連続増配年数:3年
- 連続非減配年数:3年
- PER:8.7倍
- PBR:0.64倍
- ROE:7.41%
- 自己資本比率:54.0%
- 株主還元方針:安定配当の維持を基本に、業績に応じた増配を検討

利回り4.5%以上は魅力的!生活必需品分野に強くて、景気変動にも比較的強い収益構造を持っています。コロナ禍以外の期間では配当も長年増配傾向にあり、長期的に安心感のある配当株です。
8078 阪和興業
鉄鋼製品の取扱量で国内トップクラスを誇る総合商社。
鉄鋼を基盤にエネルギー、生活資材、食品など幅広い事業を展開しています。
強固な販売ネットワークと仕入れ力により、国内外の景気動向に柔軟に対応できる体制を確立。
特にアジア市場での成長が期待され、長期的な収益拡大が見込まれます。
- 配当利回り:3.97%
- 連続増配年数:2年
- 連続非減配年数:2年
- PER:6.3倍
- PBR:0.66倍
- ROE:12.39%
- 自己資本比率:32.9%
- 株主還元方針:DOE目標を設定し、安定配当と自己株式取得を組み合わせ

MIX係数約4.1はかなりの割安水準。ROEが高く、効率よく稼ぐ力も魅力的な銘柄です。過去の配当実績も減配はコロナ時期のみで、それ以外は安定配当で安心です!
まとめ
今回紹介した3銘柄は、いずれもMIX係数6以下という非常に魅力的な割安圏に位置しています。
高配当かつ財務健全な企業は、下落局面でも底堅さを発揮しやすく、中長期での安定収益が期待可能です。
配当利回りの高さに加え、割安性と事業基盤の安定感を併せ持つこれらの銘柄は、
ポートフォリオに安心感と成長性をもたらす存在になると思います。
ご参考までにどうぞ!



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