本記事の狙い
「高配当株を始めたいけど、どれを買えばいいのか分からない」──そんな方に向けて、今月からすぐに実践できるポートフォリオの事例をご紹介します。
今回のプランでは、100万円の資金を10銘柄に分散投資。すべて配当利回り4%以上の銘柄を厳選し、セクター分散も意識した堅実な構成に仕上げました。
さらに、株価が高い銘柄については単元未満株(1株単位)を活用。少額でも効率よく投資できるよう調整しています。
ポイントは以下の3つ
- 10銘柄に分散投資(1銘柄あたり約10万円)
- 全銘柄が配当利回り4%以上
- 単元未満株を活用して効率的に投資
これから高配当株を始めたい方にとって、“最初の一歩”となる内容です。ぜひ参考にしてください。
単元未満株については、こちらの記事でも解説しています。

100万円で作る高配当ポートフォリオ(2025年9月版)
コード | 銘柄 | 配当利回り | PER(倍) | 株数 | 購入額(円) | 保有割合(%) | 年間配当金(円) | セクター |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2768 | 双日 | 4.23% | 7.05 | 26 | 101,348 | 10.2 | 4,290 | 商社 |
8343 | 秋田銀行 | 4.26% | 9.62 | 28 | 98,420 | 9.9 | 4,200 | 地方銀行 |
3861 | 王子HD | 4.41% | 11.52 | 123 | 100,343 | 10.1 | 4,428 | 紙・パルプ |
8725 | MS&ADインシュアランスGHD | 4.47% | 8.97 | 29 | 100,659 | 10.1 | 4,495 | 損害保険 |
3538 | ウイルプラスHD | 4.60% | 6.97 | 100 | 100,100 | 10.0 | 4,600 | 小売(自動車) |
7762 | シチズン時計 | 4.64% | 12.35 | 100 | 101,300 | 10.1 | 4,700 | 精密機器 |
4208 | UBE | 4.69% | 8.93 | 43 | 100,685 | 10.1 | 4,730 | 化学 |
1939 | 四電工 | 4.72% | 13.04 | 73 | 100,521 | 10.1 | 4,745 | 建設(電気工事) |
7949 | 小松ウオール工業 | 4.99% | 15.61 | 38 | 98,914 | 9.9 | 4,940 | 建材 |
2296 | 伊藤ハム米久HD | 5.66% | 17.72 | 17 | 96,050 | 9.6 | 5,440 | 食品加工 |
※本記事の株価・指標データは2025年8月29日時点のものです。

高配当株ポートフォリオの年間配当予測と利回り
- 総投資額:998,340円
- 年間予想配当金:46,568円
- 全体の予想利回り:4.66%
このポートフォリオは、1年間で約4万6千円の配当収入を見込めます。銀行の普通預金金利(年0.002%程度)と比べると、実に2,000倍以上の水準です。
今後の「増配」も期待できる銘柄が多く、さらに配当金を再投資していけば、複利効果によって収益は着実に拡大していくでしょう。
ポートフォリオ設計のポイント
1. セクター分散で安定性を確保
特定の業種に資金を集中すると、景気変動の影響を大きく受けてしまいます。
そこで「内需/外需」や「シクリカル/ディフェンシブ」のバランスを意識しつつ、10業種に分散投資しました。
ある業種が低迷しても他が補う仕組みになり、安定的に配当を受け取りやすくなります。
2. 割安株を中心に選定
高配当という理由だけで選ぶと“ワナ銘柄”に陥る危険があります。
そのため、まずはPER・PBRが低めの銘柄を中心に選定しています。
また、単純な数字だけの判断でなく同業種銘柄と比較して割安かどうかをみて、
相対的に割安な銘柄も組み入れています。
3. 単元未満株を柔軟に活用
株価の高い銘柄は1単元(100株)で数十万円必要になることもあります。
単元未満株を活用することで1株から購入できるようになり、
1限られた資金でも幅広く分散が可能になります。
投資を始める方へのアドバイス
最初から完璧なポートフォリオを作る必要はありません。分散と安定利回りを意識するだけで、十分にリスクを抑えられます。
配当金を積み上げていけば、将来的には“配当収入で生活費の一部をまかなう”ことも可能です。投資後は定期的に見直し、企業業績や配当政策に応じてリバランスすることが大切です。

セクターの割合を常に均等に保つ必要はありません。それよりも、「優良株が割安なときにしっかり拾うこと」が重要。同じ業種に偏りすぎない範囲で柔軟に組み合わせましょう!

まとめ
今回ご紹介したポートフォリオは、高配当株投資を始めたい方にとって、現実的で再現性の高いモデルケースです。
いきなり1銘柄に100万円を投資するのはリスクが大きくなりがちです。
まずは少額ずつ複数銘柄に分散し、少しずつポートフォリオを育てていきましょう。

短期的な株価の下落はよくあること。分散投資と長期保有を前提に、目先の値動きに振り回されないことが大切です!
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