【2025年版】今から仕込め!9月権利確定の高配当株を厳選紹介(Part1/3)
はじめに
高配当株投資では、権利確定日までの仕込みが重要です。
特に9月は決算期と合わせて配当権利を取れる企業が多く、投資のチャンスです。
今回、配当利回り・財務健全性・増配実績などを総合的にチェックして紹介銘柄を厳選しましたが、
それでも優良銘柄が多数あり、この記事テーマは3部作となります。
今回はその第1回目です。
銘柄選定ポイント
今回も以下のような指標をスクリーニングかけて、長期安定配当が期待できる銘柄を選定しました。
- 9月権利確定銘柄
- 配当利回りが3.5%以上
- PER・PBRが割安
- 効率よく稼ぐ力がある(ROE)
- 財務が健全(自己資本比率)
- 過去の安定した配当実績



厳選4銘柄一覧
コード | 銘柄名 | 配当 利回り |
PER | PBR | ROE | 自己資本 比率 |
連続増配 年数 |
連続非減配 年数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1847 | イチケン | 4.11 | 7.06 | 0.73 | 14.65 | 50.4 | 2年 | 10年以上 |
4202 | ダイセル | 4.55 | 6.25 | 0.97 | 13.77 | 44.2 | 4年 | 4年 |
4540 | ツムラ | 3.71 | 11.89 | 0.92 | 11.35 | 64.7 | 2年 | 10年以上 |
5911 | 横河プリッジホールディングス | 4.37 | 13.58 | 0.85 | 10.15 | 59.7 | 8年 | 10年以上 |
個別銘柄紹介
イチケン(1847)
建築工事の企画から設計・施工まで一貫して手掛ける総合建設企業。商業施設やオフィスビルの実績が豊富で、安定した受注基盤を持っています。自己資本比率50%超と財務健全性も良好で、連続非減配10年以上の配当姿勢も魅力です。
- 配当利回り:4.11%
- PER:7.06倍
- PBR:0.73倍
- ROE:14.65%
- 連続増配年数:2年
- 連続非減配年数:10年以上
- 今後の業績見通し:2025年度は大型商業施設や再開発案件の引き渡しが進み、売上・利益ともに前期比増加を予想。中期的にも都市再開発需要が追い風となる見込み。
派手さはないけど、着実に利益を積み上げる“堅実経営”の1社です。大型商業施設や再開発案件をしっかり手掛ける実績があって、配当の安定感も抜群!
ダイセル(4202)
化学メーカーとして多彩な製品を展開。セルロースや樹脂、火工品などニッチ分野で高シェアを誇ります。原材料コストの変動影響を受けやすいですが、近年は高付加価値製品の比率を高め収益安定化を図っています。
- 配当利回り:4.55%
- PER:6.25倍
- PBR:0.97倍
- ROE:13.77%
- 連続増配年数:4年
- 連続非減配年数:4年
- 今後の業績見通し:2025年度は自動車向けエアバッグ用ガス発生装置や医療・電子材料分野の需要増で増収増益を計画。コスト削減と製品ミックス改善も収益押し上げ要因。
化学の力で未来を創る、頼れる老舗メーカー!セルロースや機能性樹脂など、高シェア製品を多数持ち、安定した収益基盤があります。株価は割安水準で、配当も魅力的。
ツムラ(4540)
漢方薬の国内トップメーカー。高齢化に伴う需要増加を背景に、医療用漢方薬市場で確固たる地位を確立しています。海外展開も進めており、今後の成長にも期待できます。
- 配当利回り:3.71%
- PER:11.89倍
- PBR:0.92倍
- ROE:11.35%
- 連続増配年数:2年
- 連続非減配年数:10年以上
- 今後の業績見通し:2025年度は主力の医療用漢方薬が引き続き堅調。海外事業も順調に拡大し、売上・営業利益ともに過去最高を見込む。
漢方薬といえばツムラ!医療現場での圧倒的シェアを誇り、安定した需要が強みです。高齢化や健康志向の追い風もあり、長期的な成長余地は十分!
横河プリッジホールディングス(5911)
橋梁・水門など社会インフラの設計・施工を手掛ける国内大手。国土強靭化や老朽インフラ更新需要が追い風。安定受注と高い技術力が強みです。
- 配当利回り:4.37%
- PER:13.58倍
- PBR:0.85倍
- ROE:10.15%
- 連続増配年数:8年
- 連続非減配年数:10年以上
- 今後の業績見通し:2025年度は国内インフラ更新案件の受注増に加え、工期短縮やコスト効率化で利益率改善を見込む。中長期的にも公共投資計画が下支え。
インフラ需要は尽きない!それどころか今後既存インフラの老朽化が進んで需要はさらに増えていきそう。安定配当を土台に長期保有で堅く攻められます!
まとめ
9月権利確定銘柄は、配当取り戦略だけでなく、長期保有にも適した企業が揃っています。
今回紹介した4銘柄はいずれも財務健全性が高く、増配・非減配の実績も安心材料。
配当収入を得ながら中長期での資産形成を目指す方におすすめです。



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