近年、インフレや物価上昇への備えとして、安定的なインカムゲインをもたらす高配当株投資への注目が高まっています。特に、少額から投資可能な10万円以下で購入できる優良銘柄は、投資初心者の方やポートフォリオの分散を図りたい方にとっても魅力的な選択肢となります。
本記事では、単なる高配当利回りだけでなく、財務健全性や長期の連続増配実績に基づき、少額から投資可能な「10万円以下で買える高配当優良銘柄」を2つ厳選してご紹介します。
この記事でわかること
本記事の結論
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野村不動産HD(3231): 16期連続非減配の実績と、DOE(株主資本配当率)4%を下限とする強固な還元姿勢を持つ長期安定保有銘柄
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SHINKO(7120): PER 7倍台という圧倒的な割安水準とROE 27%超という高い資本効率を誇る成長期待銘柄
本記事の紹介銘柄指標
| コード | 銘柄名 | 配当 利回り |
PER | PBR | 連続増配 年数 |
連続非減配 年数 |
| 3231 | 野村不動産HD | 3.81% | 10.8倍 | 1.08倍 | 13年 | 16年 |
| 7120 | SHINKO | 4.00% | 7.7倍 | 2.42倍 | 4年 | 8年 |
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【連続非減配16年】野村不動産ホールディングス(3231)
事業内容と業績・財務
野村不動産ホールディングスは、マンション分譲「プラウド」やオフィスビルの開発・賃貸を主軸とする総合不動産デベロッパーです。首都圏における高いブランド力と、PM(プロパティマネジメント)やホテル・物流施設など多岐にわたる事業展開による安定した収益基盤が強みです。

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
業績・財務
- 今期売上予測: 9,400億円(前年比 +24.1%) ☀️
- 今期営業利益予測: 1,220億円(前年比 +2.6%) 🌤️
- 営業利益率: 13.0% ☀️
- ROE: 10.39% ☀️
- ROA: 3.03% 🌤️
- 自己資本比率: 27.9% ☁️
- 有利子負債比率: 206.3% 🌤️ ※不動産業界の標準的な水準
株価指標と配当情報
株価指標
- PER: 10.8倍 🌤️
- PBR: 1.08倍 ☀️
- MIX係数: 11.66 🌤️
配当情報
- 配当利回り(予想): 3.81% ☀️
- 配当性向(実績): 39.2% ☀️
- 増配回数: 過去10年間で10回 ☀️
- 5年平均増配率: 18.06% ☀️
- 連続増配年数: 13年 ☀️
- 連続非減配年数: 16年 ☀️
- 株主優待: なし

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
3231 野村不動産ホールディングスの総合評価
| 評価項目 | 判定 | コメント |
| 事業基盤 | ☀️ | 首都圏マンション「プラウド」のブランド力と総合力 |
| 業績 | ☀️ | 今期は大幅増収を見込み、安定した利益水準を確保 |
| 収益性 | ☀️ | 営業利益率10%超・ROE10%超と効率的な経営 |
| 財務健全性 | 🌤️ | 不動産開発業として標準的な負債水準 |
| 割安性 | ☀️ | PBR1.08倍で割安感があり、PERも適正水準 |
| 還元姿勢 | ☀️ | 13期連続増配と16期連続非減配で還元意識が非常に高い |
| 配当利回り | ☀️ | 3%後半と高い水準で魅力大 |
銘柄の懸念点・リスク
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不動産市況の変動リスク: 景気や金利動向によってマンションやオフィス需要が冷え込むと、業績に影響が出る可能性があります。
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高水準の有利子負債: 不動産開発の特性上、有利子負債比率が高いため、金融情勢の変化には注意が必要です。

PBRは1倍を少し超えた水準だけど、この銘柄は配当を減らさない実績が長いから安心感がある。連続増配年数も素晴らしく配当を重視する方には魅力的な指標ですね。
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【PER 7倍台】高収益サプライヤー SHINKO(7120)
事業内容と業績・財務
SHINKOはカーエアコン用部品や自動車用プレス部品の製造・販売を主力とするホンダ系の自動車部品サプライヤーです。車体骨格部品など高い技術力を要する製品でホンダグループを主要顧客として強固な取引基盤を有しており安定した収益を確保しています。

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
業績・財務
- 今期売上予測: 183.2億円(前年比 +8.4%) ☀️
- 今期営業利益予測: 8.0億円(前年比 +17.0%) ☀️
- 営業利益率: 4.4% 🌤️
- ROE: 27.95% ☀️
- ROA: 7.95% ☀️
- 自己資本比率: 27.5% ☁️
- 有利子負債比率: 4.9% ☀️
株価指標と配当情報
株価指標
- PER: 7.7倍 ☀️
- PBR: 2.42倍 ☁️
- MIX係数: 18.63 ☁️
配当情報
- 配当利回り(予想): 4.00% ☀️
- 配当性向(実績): 32.8% ☀️
- 増配回数: 過去10年間で4回 🌤️
- 5年平均増配率: 59.8% ☀️
- 連続増配年数: 4年 🌤️
- 連続非減配年数: 8年 ☀️
- 株主優待: なし

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
7120 SHINKOの総合評価
| 評価項目 | 判定 | コメント |
| 事業基盤 | ☀️ | ホンダ系サプライヤーとして安定した事業基盤 |
| 業績 | ☀️ | 今期は大幅な増益を見込み、売上・利益とも堅調に成長 |
| 収益性 | ☀️ | ROE27%超と資本効率が非常に高く収益力が優れる |
| 財務健全性 | ☀️ | 有利子負債比率4.9%と低く、非常に健全な財務体質 |
| 割安性 | 🌤️ | PER7倍台と割安だが、PBR2.42倍と高い収益性が評価 |
| 還元姿勢 | ☀️ | 8期連続非減配、4期連続増配と還元姿勢が良好 |
| 配当利回り | ☀️ | 4%と高水準で魅力的 |
銘柄の懸念点・リスク
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特定顧客への依存: 主要顧客がホンダグループであるため、ホンダの生産計画や業績変動の影響を受けやすい側面があります。
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PBRの高さ: PERは割安ですが、PBRが2倍を超えており、市場が評価している分、過度な割安感は期待できません。

PERが7倍台はかなり割安な水準に見えます。一方で、PBRが2.4倍を超えているのはその高い収益性(ROE)が市場で評価されているからかもしれない。配当性向もまだ余力があるから今後が楽しみですね。
まとめ
本記事でご紹介した野村不動産ホールディングス(3231)とSHINKO(7120)は、いずれも10万円以下で購入可能でありながら、高い配当利回りを実現している優良銘柄です。
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野村不動産HDは、連続非減配年数16年という高い還元姿勢と、10%超の安定した収益性を持ち、長期保有に適した堅実さが魅力です。
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SHINKOは、PER7倍台という極めて割安な水準と、ROE27%超という高い資本効率を誇り、業績連動による配当成長に期待が持てます。
少額からの高配当株投資を検討されている方は、ぜひこれらの銘柄をポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
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