【高配当株投資】大暴落への備えと起きた時の対処法|売らずに勝つためのマインドと戦略
暴落は「売る」タイミングではなく「備える」タイミング
株式投資において、避けて通れないのが「暴落」。
あまりの恐怖で多くの個人投資家が「暴落時に売ってしまう」という行動で最悪の結果を招くことがあります。
では、どう備えて、どう対処するのが正解なのか?
この記事では、高配当株投資における暴落時の心構えと、具体的な行動や考え方を解説します。
「暴落前に売る」vs「暴落時に買う」どちらが正解?
暴落前に売り抜けることができれば理想ですが、現実には「株価の天井」は誰にも読めません。
むしろ、天井を当てようとすると早売りを繰り返し、配当を取り損ねるリスクもあります。
だから、高配当株においては「売り逃げよう」という考え方はしません。
つまり、暴落時でも売らずに「ガチホ」です。
逆に、暴落したときに「買う」戦略は、タイミングを大きく間違えなければ効果的です。
暴落時の市場は、株のバーゲンセールのようなものです。
とくに高配当株は、株価下落により利回りが上昇し、魅力度が増します。

「やばい!売らなきゃ!」と思った時はすでに安値圏。つまり保有株を安売りするようなものです。株価が下がったままということは過去に一度もありません。暴落は「絶好の買い場」と捉えましょう!

過去の暴落から学ぶ|下落率と回復日数
過去の暴落を振り返ると、「どれだけ下がるか」「どれだけかかって戻るか」が見えてきます。
名称 | 暴落期間 | 下落率 | 回復までの営業日 |
---|---|---|---|
ブラックマンデー(1987年) | 1987/10/2〜10/19 | 約▲33% | 約400日(約1年半) |
ITバブル崩壊(2000年) | 2000/3〜2002/10 | 約▲49% | 約2,300日(約9年半) |
リーマンショック(2008年) | 2007/10〜2009/3 | 約▲57% | 約1,400日(約6年) |
コロナショック(2020年) | 2020/2/20〜3/23 | 約▲38% | 約110日(約5か月) |
📌 ポイント
- 天井も大底も事前には分からない
- 回復には数ヶ月〜数年かかる場合もある
- 暴落後に冷静に動けるかが明暗を分ける

最近では2024年8月に「石破ショック」、2025年4月に「トランプ関税ショック」があったけど、ショック後の株価回復が早くなっている傾向がありますね。AIの影響で情報スピードが上がっているからかな。
「暴落だ!」と思ったときは、もう遅い?
言うまでもなく、安く買って高く売るのが株の基本です。
「これは暴落だ」と感じた時には、すでに株価は大きく下げています。
なので暴落と気付いた時に焦って売ってしまうと、「安く売る」という最悪の状態になります。
これはいわゆる「狼狽売り(ろうばいうり)」。
高配当株投資では、こうした短期的な感情に流されないことが大切です。
高配当株投資では、企業の配当が維持される限り、
株価が下がっても「毎年の配当収入」は変わらないのが大きな強み。
だからこそ、暴落時は焦って売らずに「待つという選択」が非常に重要です。

まめたろうも過去に何度か「狼狽売り」を経験しました。頭ではわかっていても、つ怖くなって売ってしまうもの。その後、株価が回復すると「なんであの時、売ってしまったんだろう」って後悔するんですよね。
「暴落はチャンス」ととらえるマインドとマイルールを持つ
暴落は痛みを伴いますが、裏を返せば優良株を割安で仕込むチャンス。
特に高配当株は、株価下落によって配当利回りが上がり、「買い場」となります。
このときに必要なのが、「事前のルール作り」です。
感情に任せた売買を避けるために、明確なルールを決めておくことがかなり有効です。
たとえば:
- 直近高値から20%下落したら打診買い
- 配当利回りが5%を超えたら買い検討
- 50日移動平均線を大きく下回ったら監視強化
など、あらかじめ条件を設定しておくことで、暴落時にも冷静に行動できます。

ぼくは「暴落したら買いたい銘柄」をリスト化しているよ。大型でディフェンシブな高配当株は普段割高なことが多いから、バーゲンセール(暴落)に買い足しておきたいですね。
「大底」で買うのはプロでも難しい。打診買いから始めよう
株価の「底」も「天井」も、後からしか分かりません。
よって、「底を狙って一括買い」は危険です。
おすすめは「打診買い+段階的な買い増し(ナンピン)」:
- 暴落が始まったら、まず少額で打診買い
- さらに下がったら買い増し
- 株価が反転し、上昇傾向が見えたら本格買い
このように、現金余力を残しながら戦略的に買い増すのがコツです。
まとめ|暴落に勝つ人は「動かない勇気」と「備え」がある人
高配当株投資で成功するには、暴落時にどう動くかが鍵です。
✅ 天井や底は読めない
✅ 暴落は売るタイミングではなく「買い」の準備をするタイミング
✅ 「狼狽売り」は最悪。売らずに待つのが鉄則
✅ 自分なりの「買いルール」を決めておく
✅ 打診買いから段階的に買い増し、チャンスをつかむ
暴落は恐怖ですが、準備さえしておけば、それは絶好の買い場になります。
「売らずに待つ」「ルールを守る」――これが、高配当株投資で生き残る秘訣です。


コメント