今回ご紹介する朝日ネット(3834)は独立系ISP(インターネット接続事業者)の大手企業です。
自己資本比率80%超えの鉄壁財務と高い収益性を誇ります。
長期にわたり減配がなく安定的な配当成長が続くため守りの資産として最適です。
この記事でわかること
✅ 朝日ネットの驚異的な財務健全性と高収益体質
✅ 17期連続非減配という抜群の配当安定性
✅ 独自のVNE事業による強固なビジネスモデル
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朝日ネット(3834)の業績・財務
事業内容
ISP「ASAHIネット」を運営する独立系通信事業者です。
通信品質に定評があり顧客満足度ランキングで多数の受賞歴があります。
自社でVNE(IPv6接続)を運用する技術力を持ち他社への回線提供も行っています。
教育支援システム「manaba」も大学向けに高シェアを誇ります。
財務指標
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今期売上予測: 135 億円(前年比 +3.2%) 🌤️
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今期営業利益予測: 23.5 億円(前年比 +0.2%) ☁️
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営業利益率: 17.4 % ☀️
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ROE: 13.69 % ☀️
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自己資本比率: 88.5 % ☀️
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有利子負債比率: 0 % ☀️

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

有利子負債がほぼゼロで自己資本比率88.5%はお見事だね。営業利益率も17%超えと通信業界の中でも稼ぐ力が非常に高いよ。利益成長はやや横ばいだね。ただ売上は着実に伸びているから盤石な経営基盤を感じるよ。
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朝日ネット(3834)の指標分析
各指標は2025年12月19日終値ベースです。
株価指標
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PER(予想): 10.8 倍 🌤️
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PBR(実績): 1.37 倍 🌤️
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MIX係数: 14.79 🌤️

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
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配当利回り(予想): 3.66 % 🌤️
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配当性向(実績): 37.7 % ☀️
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増配回数: 過去10年間で 7 回 ☀️
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5年平均増配率: 5.0 % ☀️
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連続増配年数: 7 年 ☀️
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連続非減配年数: 17 年 ☀️
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株主優待: なし
- 株主還元方針:将来の成長投資と経営体質強化のための内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続することを基本方針としています。現在は配当性向40〜50%程度を適切な水準の目安として掲げています。

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

PER10倍台と割安感がありながら利回り3.6%後半は魅力的だね。特筆すべきは2010年から一度も減配がない安定感だよ。配当性向も30%台と余裕があるね。無理なく増配を続けている点が素晴らしいよ。
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朝日ネット(3834)の総合評価(一覧)
| 評価項目 | 判定 | コメント |
| 事業基盤 | ☀️ | 独自回線技術で強み |
| 業績 | 🌤️ | 安定推移で急変なし |
| 収益性 | ☀️ | 利益率高く高効率 |
| 財務健全性 | ☀️ | 無借金で鉄壁の財務 |
| 割安性 | 🌤️ | 指標面で加熱感なし |
| 還元姿勢 | ☀️ | 連続非減配を継続中 |
| 配当利回り | 🌤️ | 十分なインカム水準 |
まとめ
朝日ネットは派手さはないものの極めて堅実な高配当株です。
無借金経営と高い利益率を背景にした配当の安定性は長期保有に最適と言えます。
通信インフラという不可欠なサービスを提供しており景気変動への耐性も期待できます。
銘柄の懸念点・リスク
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競争激化: 大手携帯キャリアとの価格競争リスク
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市場飽和: 国内光回線市場の成熟による成長鈍化
魅力の観点
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鉄壁の財務: 自己資本比率88%超の安心感
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配当安定性: リーマンショック以降も減配なし
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独自技術: VNE自社運用によるコスト競争力
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割安放置: 好財務ながらPER10倍台の水準
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