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【今日のイチ推し】AOKIホールディングス(8214)配当4%超!サービス多角化で安定成長

【今日のイチ推し】AOKIホールディングス(8214)配当4%超!サービス多角化で安定成長

はじめに

AOKIホールディングス(8214)は、紳士服を中心に幅広い事業を展開する企業です。リクルートスーツやフォーマルウェアでの知名度に加え、ブライダル事業やカラオケ、フィットネスなどサービス分野にも強みを持ち、多角的な収益基盤を築いています。株主にとって安定配当や割安な株価水準も魅力のイチ推し銘柄です!


AOKIホールディングスのイチ推しポイント

 

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事業内容と特徴

AOKIホールディングスは、「AOKI」ブランドの紳士服・カジュアルウェア事業を中核に、ブライダル関連事業(アニヴェルセル)カラオケ事業(コート・ダジュール)複合カフェ事業(快活CLUB)、さらにフィットネス事業など多岐にわたる事業を展開しています。特にスーツ・フォーマル市場ではフレッシャーズ需要を着実に取り込み、ORIHICAブランドの出店拡大も進めています。

【表:セグメント構成】

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)


業績動向

2025年3月期(前期)は売上高1,926億円(+2.6%)、営業利益156億円(+12.9%)と増収増益を達成しました。主力のファッション事業に加え、エンタメ事業の新サービスも業績押し上げに寄与しました。

2026年3月期第1四半期は売上高437億円(+2.0%)、営業利益23億円(+0.1%)と安定。純利益は13億円(▲19.4%)と減益でしたが一時的要因です。営業段階では計画通り進捗し、通期は売上高1,980億円、営業利益170億円を見込んでいます。多角化事業が収益を支え、安定成長の見通しは維持されています。

【表:通期業績推移グラフ】


(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

今期売上予測 :1,980億円(前年比 +2.8%)
今期営業利益予測 :170億円(前年比 +8.6%)
ROE :6.87%
営業利益率 :8.1%
自己資本比率 :64.0%

四半期単位では波があっても長期で見れば積み重ねはしっかり。数年後のリターンが楽しみな銘柄です!

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株価情報


(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

株価は2025年春以降に大きく上昇し、直近では1,800円台で推移しています。短期的には高値圏でのもみ合いが見られますが、底堅さも確認できます。配当利回りの水準が下支え要因となりつつ、業績回復とともに中長期ではさらなる株価上昇の余地が見込まれます。

時価総額 :1,572億円
PER(予) :15.7倍
PBR(実) :1.09倍
MIX係数 :17.1

直近は高値圏でもみ合い中ですが、配当が下支え要因。長期で見るとまだまだ成長余地がありますね!


株主還元と配当

配当推移を振り返ると、AOKIは赤字に沈んだコロナ禍でも無配にせず配当を出しました
ちなみにライバルの青山商事は2021年3月期に無配へ踏み切ったのに対し、AOKIは株主還元を途切れさせなかったこの姿勢はまさに「あっぱれ!」といえるでしょう。
経営陣の株主重視のスタンスが数字にも表れており、安定配当方針の信頼感を強めています。


(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

配当利回り(予) :4.47%
配当性向 :65.9%
連続増配年数 :3年
連続非減配年数 :4年

株主還元方針
株主還元方針は、安定配当を基本に中長期的な配当性向40%を目安としています。足元では60%超と高水準にあり、株主重視の姿勢が際立っています。また、必要に応じて自社株買いを実施する柔軟性も備えており、還元姿勢の強さがうかがえます。

経営の先行きが見えず大ピンチのときにも、株主を見放さなかった会社として信頼感があり、長く付き合いたいですね!


魅力の観点

多角化経営と株主還元姿勢の強さは、投資家にとって長期保有の安心感を与えてくれます。

成長分野を取り込みつつ配当も重視、攻守のバランスが取れた企業です。


リスクの観点

短期的には外部環境による変動リスクがありますが、多角化事業でリスク分散されており、中長期的な成長基盤は盤石といえるでしょう。

過去の成功のみに頼らない同社の柔軟な経営スタンスは、これらのリスクも乗り越えてくれる信頼感があります!

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まとめ

AOKIホールディングス(8214)は、紳士服を軸に多角化を進めることで安定収益を確保し、配当利回りの高さと割安株としての妙味を兼ね備えた注目銘柄です。直近の1Q決算でも営業段階の利益進捗は堅調であり、事業回復と株主還元姿勢の両面から、長期投資のポートフォリオに加えたい存在といえるでしょう。

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