来週狙いたい高配当銘柄 厳選1銘柄「あいホールディングス(3076)」

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来週狙いたい高配当銘柄 厳選1銘柄「あいホールディングス(3076)」

はじめに

2025年8月相場は夏枯れムードどころか絶好調で、力強い上昇基調を見せていますね。

高配当株は安定志向の投資家にとって魅力的ですが、決算などのイベントを前に短期的な値動きも大きくなりやすい点には注意が必要です!

今回狙いたいのは配当の安定性と割安感、さらには5月下旬に業績上方修正を発表し、来週決算で再び注目を浴びる可能性がある「あいホールディングス(3076)」です。

 

事業内容と特徴

あいホールディングスは、セキュリティ関連機器やカードプリンタで国内トップクラスの実績を持つ企業グループです。

公共・法人向けの安定した受注基盤を背景に、景気変動に左右されにくい安定収益を確保しています。

さらに、デジタル化ニーズに対応したシステムソリューションや、太陽光関連設備などの環境関連事業にも注力しており、複数の収益源を育てている点が特徴です。

■セグメント別業績(2025年6月期 第3四半期累計)

セグメント 売上高 営業利益 特徴
情報機器関連 617億円 205億円 セキュリティ機器・カードプリンタが主力。国内外で安定需要。
環境関連設備 252億円 43億円 太陽光発電や省エネ設備。持続可能エネルギー分野で伸長。
その他 92億円 11億円 ソフトウェア・サービスや不動産関連など。
調整額 -8億円 共通費用等の調整。

 

今後の市場環境とテーマ性

日本もかつて“治安がタダ”と言われた時代は終わり、近年は犯罪や治安低下を感じる場面が増えてきました。

そのため防犯やセキュリティ需要は年々高まりつつあり、同社の主力事業には今後も追い風が吹く可能性が大きいと考えられます。加えてデジタル化や環境関連事業といったテーマ性は、中長期的な成長期待を後押しします。

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銘柄の基本情報

  • 株価(8/15終値):2,545円
  • 配当利回り:3.93%
  • PER:6.20倍
  • PBR:1.28倍
  • ROE:8.72%
  • 自己資本比率:83.2%
  • 連続増配年数:2年
  • 連続非減配年数:9年
  • 配当性向:27.2%
  • 株主還元方針安定配当を基本に、利益成長に応じた増配を目指す姿勢。配当性向は30%前後を維持し、株主還元を重視した経営方針が続く見込みです。

 

銘柄の6つの注目ポイント

1. 配当と安定性

予想配当利回り3.93%は魅力的。さらに過去9年間減配なし、直近2年間は増配継続
配当性向27.2%と余力も十分で、株主還元の安定感は際立ちます

2. 割安感

PER6.20倍、PBR1.28倍は依然として割安水準
安定収益を上げ続ける企業にしては評価が控えめで、見直し買いによる株価上昇余地は大きいと考えられます。

3. 財務面

自己資本比率83.2%の高水準で、財務健全性は際立ちます。借入依存度が低く潤沢な内部留保を背景に、安定キャッシュフローを確保。株主還元と成長の両立が可能な財務基盤は大きな魅力です。

4. 成長性

セキュリティ関連は国内外で需要拡大し、中期的な成長ドライバーに。
カードプリンタ分野も法人需要が底堅く安定収益を支えます。
さらに環境関連や新規事業も強化しており、複数の事業柱を持つ安心感があります。

5. 業績・上方修正

5月26日の業績修正では、2025年6月期純利益予想を178億円から213億円へ約19.7%上方修正
最高益更新が視野に入り、増益率+35.9%へ拡大しました。

6. 来週決算発表予定

決算発表は8月19日予定
上方修正後の発表だけに、市場予想をさらに上回れば短期株価上昇が期待されます。

中長期的には上昇目線であると思いますが、難しいのは”買うタイミング”。好調な業績と割安性を考えると決算前に買いたくなりますね。どちらにせよ、とても良い銘柄だと思います。

リスク要因

  • 決算内容が期待を下回った場合の株価調整
    直近の上方修正で期待が高まっている分、内容次第で失望売りの可能性があります。
  • 特定事業分野への依存度
    セキュリティ機器やカード関連への依存が強く、市場環境変化が業績に直結するリスク
  • 為替変動や海外事業の影響
    円高や海外需要変動は収益に影響を与え、外部環境に左右されやすい側面があります。

 

まとめ

魅力的な配当利回り・割安な株価・強固な財務基盤・成長分野への取り組みが揃っています。

さらに業績上方修正と決算イベントが直近で控えていることも注目点。

短期・長期どちらで考えても検討価値の高い銘柄ですね。

ただし、決算発表後の値動きは読みづらいため、リスクを取るか冷静にエントリーするかは投資家個人の判断が求められます。

 

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