今回ご紹介する芙蓉総合リースは、みずほ系の総合リース大手であり、連続増配株として非常に人気が高い銘柄です。海外での再エネ事業における一過性の損失計上で株価が調整している今こそ、注目すべきタイミングと言えますね。
【芙蓉総合リースのイチ推しポイント】
✅ 国内屈指の還元力!実質累進配当&20年超の連続増配を継続中
✅ PBR0.8倍台かつ利回り3.8%の高配当で長期投資にベストな水準
✅ 減益は前向きな損失処理。来期以降のV字回復に期待大
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芙蓉総合リースの業績・財務
事業内容
みずほフィナンシャルグループ系の大手総合リース会社で、航空機や不動産リースに強みを持ちます。事務機器や医療機器のリースに加え、BPOサービスや再エネ発電事業など、事業の多角化を積極的に推進中です。
財務指標
- 今期売上予測: 非公開
※IFRS適用等の影響で経営管理指標として用いていないため - 今期営業利益予測: 340億円(前年比 -47.5%) ☁️
※海外(主に欧州)再エネ事業の損失引当(約330億円)による一過性のもの - 営業利益率: 5.0% ☁️
- ROE: 9.98% ☁️
- 自己資本比率: 13.3% ☀️
- 有利子負債比率: 591.7% ☀️

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

今期の数字を見ると、利益がガクンと減っていて驚くかもしれないね。これは海外の再エネ事業での不良債権を約330億円まとめて損失処理したため。現金が出ていく損失ではないから資金繰りに問題はないよ。膿を出し切って来期以降は身軽になるから、業績が急回復する可能性が高いと言えそうです。
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芙蓉総合リースの指標分析
各指標は2025年12月3日終値ベースです。
株価指標
- PER(予想): 22.1倍 ☁️
- PBR(実績): 0.81倍 ☀️
- MIX係数: 17.9 ☀️

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)
株主還元
- 配当利回り(予想): 3.80% ☀️
- 配当性向(実績): 30.2% ☀️
- 増配回数: 過去10年間で10回 ☀️
- 5年平均増配率: 18.2% ☀️
- 連続増配年数: 16年 ☀️
- 連続非減配年数: 17年 ☀️
- 株主優待: カタログギフトまたは図書カード(300株以上保有が条件)

(引用元:マネックス証券 銘柄スカウター)

連続増配記録は20年目前まで伸びていて、どんな時も配当を増やしてきた実績は信頼の証。減益でも増配を貫く姿勢からは株主を大切にする強い意志を感じるね。
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芙蓉総合リースの総合評価(一覧)
| 評価項目 | 判定 | コメント |
| 事業基盤 | ☀️ | みずほ系の強固な顧客基盤 |
| 業績 | ☁️ | 一過性損失で今期は調整 |
| 収益性 | ☁️ | 損失処理で利益率低下中 |
| 財務健全性 | ☀️ | リース業として標準的 |
| 割安性 | ☀️ | PBR1倍割れで割安感あり |
| 還元姿勢 | ☀️ | 目標引上げと連続増配継続 |
| 配当利回り | ☀️ | 3%後半で魅力的な水準 |
まとめ
芙蓉総合リースは一過性の損失により見かけ上の業績は悪化していますが、本業の基盤は盤石です。株主優待も継続されており、連続増配と合わせた総還元利回りの高さは依然として魅力的です。株価が調整しPBR1倍割れとなっている今は、長期視点で仕込む絶好のチャンスかもしれませんね。
銘柄の懸念点・リスク
⚠️ 金利上昇の影響:調達コスト増加による収益圧迫の可能性
⚠️ 海外事業の不確実性:再エネや航空機など世界情勢の影響リスク
魅力の観点
✅ 国内屈指の還元力:20年超の連続増配と優待継続の安心感
✅ 割安な放置水準:PBR1倍割れかつ高利回りの今が仕込み時
✅ 強固な事業基盤:みずほ系の信用力と多角化した事業ポートフォリオ
✅ 業績V字回復期待:損失処理完了で来期以降は利益急回復へ
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